感想 kashmir 『ぱらのま』5巻

ぱらのま 5 (楽園コミックス)
ぱらのま 5 (楽園コミックス)

 大体の内容。「かわいい子は勝手に旅に出る」。娘さんがぶらっと小旅行に出る漫画も今回で5巻となりました。そんなにネタがあるかな? と1巻辺りで思っていたりしましたが、全然ネタは尽きない。今の時代なら2泊もすれば日本全国回れないでもない。そういう時代性がこの漫画にネタと言う栄養を送り続けているのです。ジンルイノエイチ!
 とかなんとか言ってないで、思ったことなどを。
 とりあえず、上記の通りいつかネタ切れするんじゃないか、とは常々思っていたんですよ。そうそうウロウロばかり出来ないだろうし、限界は来るのではと。
 しかし、これまた上記の通りその目論見は外れる形になりました。これなら、まだまだネタは全然出てくるな! 君は小説家になれるな! とせがさん台詞が発せられる、ネタの横溢度合いとなっています。
 なにせ初っ端から競艇場をぶらついてみよう、なので、大人の階段上り過ぎです。普通なら、あってもボートレースに興味が無ければ入らない場所に、カカッと目新しい、する娘さんの好奇心具合がいいです。それでいて、ここは居場所じゃないな、というのが、じっと同じところに留まっていられない癖だから、というのだからまた妙味。この競艇場回も、ボートレース見るだけじゃなく競艇場をウロウロすることでそういう癖なんだなあ、というのを感じさせてくれるのでうまいです。
 そのウロウロする、というのが一周回って混乱してくるのが、飛騨金山周辺の散策。隘路、悪路をめぐるうちに、謎の酩酊感に襲われるところでしょう。特に、呪いがとかそういうのではなく、人口で作り上げられた隘路をめぐるうちに、なにやら逆に神秘の感覚に怖気る、という感じでした。
 kashmir先生は背景美術に独特のセンスがある漫画家さんです。
 それが特にこの飛騨金山での娘さんがはわーってなっているとこの背景の描き込み具合でエグくでている。精密ではあるけど精緻ではない、けど人が作ってそれが更に経年劣化していっているのが如実に分かるというテクニック具合が冴えを見せすぎて、えらいとこだぞ……。ってなってしまいました。ちょっと行ってみたい。
 というか、あんなよくわからない怖気を漫画にする、って大変なことさらっとやるから、そこに痺れ(略)!
 さておき。
 そういう小旅行の跳ね具合もいいですが、偶には違う筋道も見せるぜ、へいへいへい。という回もまたよいです。高速バス回とか。時刻表回とか。
 高速バス回は、普段電車を使用する娘さんが、新宿バスタの完成したので行ってみた、からのぶらり勝沼への旅、というよいものです。
 この回ではいつものようにノープランで新宿バスタまできたけど、ここで予定のないやつ、あたしくらいじゃあないか? 他の人は目的がきっちりしてきているのでは? となって悦に浸り、その悦のままバスに乗りこむという、この漫画らしいシークエンスが目立ちます。
 最終的に、降りるバス停と駅との位置関係を理解してなかったせいでえらいめに遭うのですが、それもまたぶらり旅の醍醐味よ、ってするので、こういう旅行もしてみたいな、と思わせる魔性の何かがあります。
 そしてこの人なんで糊口を凌いでいるんだろう、といういつもの謎も出てきますが、それはまあ明かされないのもまたよしなので、スルーでいいでしょう。そういう処理も好きよ。
 時刻表回も白眉です。古本屋で昔の時刻表を見つけて、つい手に取ってしまった娘さん。それから、その昔の時刻表で分かることを色々確認して遊んでたりする、特に起伏はない回です。
 しかし、時刻表の面白みというのが分かっていると、それだけでも遊べるものだ、というのが如実に出ていて、自分事ながら昔旅に出る前に買った時刻表をにらめっこして旅程を立てたのを思い出しました。最初何書いてあるのかちんぷんかんぷんだったりしたけど、分かってくると猛烈に楽しいんですよ、あれは。
 今ではアプリとかで行程を入れれば自動で分かってしまうので、時刻表の息もそう長くないでしょうけれど、あの独特の時刻表を睨みつけて旅程を組むことが楽しかった方なら、わりとそうくるかー、なネタ回なのでオススメですよ! とか言いたくなります。
 さておき。
 ネタ切れが心配だったこの漫画ですが、むしろネタに詰まってきた時こそピンチだ! もとい、チャンスだ! なのだなあ、という感慨に浸れる。そういう味わい深い作品です。でも、流石に旅行ネタなので行く場所が遠くなる以外の選択肢があるのかしら? そうなるとこの漫画の為に旅をしまくりんぐで大変なのでは? と言う気もしますが、そこはやり始めたんだから、頑張って! と無謀な応援をしておきたいと思う、吉宗であった。
 とかなんとか書いて、今回は締め。

 感想 守姫武士 『リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド』1巻

リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド 1 (MFC キューンシリーズ)
リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド 1 (MFC キューンシリーズ)

 大体の内容「乙女と百合と秘密と鍵」。
 お互いに自室のスペアの鍵を渡し合う。
 それが愛の告白となる六花紋女学園に通う灰掃小咲さんはある日、開かずの間に人がいるのを目撃。
 その次の日にその部屋の鍵が下駄箱に忍ばされていた小咲さん。それが何を意味するのか分からない、というところでその学校の秩序とも言えるお茶会の面々が、その鍵を見ていきなり色めき立ち、そして「どうぞ私と番を」と。
 そういう訳で、5人の美少女といきなり番って! と言う話。それが『リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド』(以後リリララ)なのです。
 守姫武士、と聞くとそれなりに古のきららオタなので、『お願い!神サマ』を思い出します。
 あれはかなりのおバカ百合。
 しかしその気持ちに対する真摯具合は高く、だからこそ好きな漫画でした。2巻乙ではありましたが、百合好きな人にはかなり刺さる漫画でもありました。
 そんな百合に対する真摯な守姫先生が、コミックキューンで百合漫画を描いていたのか! という程度のアンテナの感度でしたが、それでも確実に百合なら確実に信頼できる、と思うくらいには守姫先生への信頼度は高かったので、カカッと買って読んだわけですが、いやあ良かった。
 同日発売だった奥たまむし『どれが恋かがわからない』(以下どれ恋)
*1が1話の段階で詰め込んできていたのに対し、こちらは話の流れが緩やか。いきなり番に、という展開はありますが、そこに一つの解決を見せるまでを、1巻を使ってやっている感じです。
 これに関しては、作品の性質の違い、というものがあります。どれ恋は、どれが主人公がいいと思った恋なのかわからない、という為に、超短期間で怒涛の如く、そして癖のある美女を叩き込むことで主人公を混乱させる性質を持っています。だから、1話で恋候補が出来る必要があり、なので詰め込んだ構成なのです。
 対してリリララはその辺が結構ゆったりとしています。その基本ベースが5人の美少女に番に、というポイントがあり、そこから派生して、美少女の人となりを見せていく、という話の運びとなっています。
 なので、1巻で掘り下げられたのは葦之原ゆうさんと露羽霧乃子さんだけ、となっています。後3名はまだそれ程の掘り下げはない。それで掘り下げ不足か、という点に対しては1話の段階でどういうキャラか、というのは見せているので、当面その感覚で見ていけばいい仕儀となっております。
 さておき。
 何故お茶会の美少女たちは小咲さんの手に入れた鍵に過剰反応したのか。そしてその為にお茶会として集っていたという風な節もある。という謎がこの漫画には植わっています。それは小咲さんが夜中に見た影と何か関係があるようですが、それでも何故それが小咲さんに鍵を送る形にしたのかも分からない。この辺の謎が解けるくらいには、この漫画には続いて欲しいぞお! ってくらいこの漫画好きなので、今回感想を書いている次第です。
 さておき。
 ある意味ハーレム漫画なこの漫画ですが、ハーレム漫画は主人公がいい意味でも悪い意味でも、どちらにしてもどっちかに振れていないといけないものですが(偏見)、この漫画の場合は小咲さんは大変気が利くいい子で、それはこの漫画の初手で、お茶会面々に鍵を渡そうとして袖にされた子をこのまま悲しいままにしては、とするとことかで感じられます。それにお茶会という秩序が、この秘密の鍵のせいで壊れてしまう! となるとこもいい子です。何気にお茶会の面々に慕い心はあるけど、自分がそれを壊すのは、というのですよ。並みの子なら入れ食いのウハウハだな! ってなるとこです。
 でも、それをしない。本当にいい子なんです。推せる主人公です。だからこそ、お茶会面々も、1巻最後に一つの結論に達するのですが、それは読んで確認して頂きたいところです。
 と言う訳で、リリララ、いけますわよ! というプレゼンのような違うような感想でした。百合に対して真摯な漫画家さんの百合ド直球漫画ですので、ド直球が欲しい人にはマジでオススメなのです。今のコミックキューンの百合推しの強さも感じることができる、いい百合漫画です。
 そう最後に付言して、この項を閉じたいと思います。

 スパロボ30日記 第八十回

【Switch】スーパーロボット大戦30

この項について

 『スーパーロボット大戦30』のプレイ雑記というか日記というか、とにかく分を連ねます。
 久しぶりですね。格ゲーが楽しくて疎かになっておりました。わりと時間喰いますからね、スパロボは。隙間時間にはちょっと出来ない感じだし。
 とはいえ、ラストまでだいぶ近づいてまいりました。けどDLCをやっていきます。あればあるだけやりたいのだ!
 さておき、それではいってみましょう。

第八十回

  • 「超獣機神」
    • 今回もDLCです。あるならある限りやりますよ。
    • シナリオ的にはダンクーガ加入イベント。いつものまたDBDか。となる導入から、アルティメットダンクーガでクエスターズ機を叩く方向です。
  • 戦闘は、鉄壁かけないと結構大変。ENもすぐ尽きるので、うまく味方の来る方向、左の方に寄っていくのが良さげ。
    • 味方がくれば、サクサク落とせる相手なので、よりダンクーガに無茶をさせないのが基本のステージと言えましょう。装甲そんなにないし。
  • クリア後は、忍がミツバさんに警戒心全開。なんか胡散臭い、とのこと。割と長くミツバさん見てきましたが、この反応は予想外。
    • 亮もミツバさんにただならぬ気配を感じていて、その得体のしれなさが忍の野生に警戒心を与えている模様。完全に野生としては警戒されるんですな。
      • ここまで来て、ミツバさんに何かある、というのがクローズアップされてしまった。前からちょっとはてな? な反応するやついたけど、これはなんかあるんかしらね。でも、今更な気がするんだが……。
  • 「野生の目覚め」もプレイ
    • 獣戦機隊メンバーの野生なとこを見せられつつ、しかし未だにナーバスな忍に、つっかかるエッジ。ミツバさんにつっけんどんなのを気にして、です。
      • お前恋人かよ、って食ってかかると、そうなれたらいいな、とか言い出すエッジ。今までそういう話、匂わす程度だったのに! ここに来てやるかよ! カトンボが! 落ちろ!(落ち着け)
  • 戦闘の方はカイラスギリーが何者かに制圧された、というのでそこを撃退する回です。
    • 制圧したのは、クエスターズ。もう敵勢力少ないから、そうなるよね、ではあります。
    • 勝利条件がドライストレーガーの指定ポイント到達、という今回のスパロボでは珍しいもの。敵もそんなに出ないので、かなり楽勝の部類です。
      • 到着すれば、なので敵は倒さなくてもいいのではありますが、当然全滅してやるぞ! の気概です。少しでも稼げるものは稼ぎたいですからね。
    • 途中でアルティメットダンクーガが敵陣深くに突っ込むイベントが。ある意味定番な、人愚発言にブチギレです。
      • その前に、ドライストレーガーへの攻撃に身を呈すエッジを見て、ミツバさんへの野生の直感はひとまず置いて、忍はダンクーガとして敵と戦うことに舵を切ります。
        • 何気に一番ナイーブなのが忍、という掬い方になったのは良かったですね。ナイーブだから野生の力がダイレクトに影響する、という感じでしょうか。
    • ナイーブぶっ飛ばしたら、アルティメットダンクーガの真の力! として断空真剣の開放。基礎値が7200なので超火力の部類です。エネルギー消費もでかいですが。
  • エスターズ滅した後、忍本調子といったところに。
    • しかし、ミツバさんへの野生の直感は燻っており。エッジがあそこまでになるので、一応矛は収めた格好ですが、ミツバさんに何かあるのか? というのをこの話でしてくるのが恐れ慄きです。よくやるよ本当に。
  • アルティメットダンクーガは、ある意味でダイゼンガーと同じタイプ。火力特化ですね。
    • 装甲の基礎値もやや硬いレベルで、命中はあるけど回避はない。なので集中砲火されると、ではあります。
      • ただ、火力抜群。気力110とわりとすぐ使える断空剣ですら初期値が5600と最大技で下回るシャドウ丸涙目の火力。その上に断空砲、断空真剣が控えるという火力お化けです。
        • とはいえ、ENの消費がやたら高いので、テコ入れしないと枯渇までがマッハ。最初にENから改造する、が正義です。
    • 獣戦機隊の面々は定例の全員気合と熱血を覚えるをしています。気合が最初、という辺りは流石と言ったところ。
  • 小話ミッションも解放されたので、カカッと。まあ、小話です。
    • とはいえ、マジンガーと真ゲ組は扱いやすそうだなあ、ってなります。スーパー系の先輩風要員として貫禄があります。
      • 実績を残しているからできるムーブです。口だけでも先輩風だけでもない。そこが分かっているので、より先輩として格がある感じです。
  • シンカリオンのもやるのこと。「出発!!新たな世界の冒険」
    • いつもの導入からステージへ。シンカリオンのハヤト君、出て来ていきなりここは高知だ、南風(特急の)が走っている! なので鉄オタらしさがいきなりぶっこまれます。
      • 思った以上の鉄オタにして鉄バカなので、シャショットさんはいろいろ苦労しているんだろうなあ。って原作も見てないのに思ってしまったり。
    • 敵としてヴァルドルが出て来て戦い。いきなり100%命中で食らうと落ちる、という状況。シャショットさんの閃きが無かったら即タヒだった。
      • このままこいつと戦うのか!? ってなりましたが、クエスターズが割り込んできてヴァルドルは撤退。た、助かった。結構強いやつだったから、1体じゃ無理だ……。
  • その後はいつものようにドライクロイツ登場。ハヤトがパイロットじゃないです、運転士なんです! って言うので混乱があるなど。常識がとかいう問題でもない気がします。シンカリオンおっかねえ……。
    • 小介があれは新幹線!? ってなったのを、他のコンVチームがないやろ、でですよね。ってなるとこもかなりアレ。常識がおかしい。
    • 敵は雑魚だったろ、相手。改造度が低いので楽々潰せます。マジで、雑魚だったろ、相手。でした。ヴァルドル相手でないだけで楽すぎます。
      • というか、あれ無改造だったのかヴァルドル。ってことは結構な強敵になるぞ……。
  • ハヤト君の鉄オタは筋金入りにも入ってほぼ鉄塊です。山の手線の連想から平行世界を理解するとか意味不明で、超速理解の方法がこうも違うようにできるのか、となんか教えられた気分にすらなりました。
  • 次も。「再会!!光と闇」
    • ハヤト君はお父さんを探している、んだけど、それがかなり色々ある、という回。
      • まさかお父さんであるホクトが、いなくなった代わりに少年時代のホクトがやってきた、という時間軸がぐにゃった状態になっているとは。シンカリオンおっかねえ……。えらいことしている……。
  • 戦闘面はまたクエスターズと言う撃ち落とすのにいいやつらを潰していたらヴァルドルがやってきて、という形に。
    • エスターズ機は相変わらず雑魚なのでいいんですが、ヴァルドルがガードL3と高レベル底力持ちというクソタレ厄介なやつ。しかもやってくる道すがらが海だったので、そこで叩くという形になるのでダメージが減衰やつがいる形に。
      • そして終盤、ヴァルドルには1000程度しかダメージが入らないという状態になりました。シンカリオンでけりをつけよう、と頑張りはしました。ですが、ダメージが全然届かず、削りのつもりだったキリコの攻撃にクリティカルが出て沈む、という形に。クリティカルしたら火力あがるのはあかんかった……。
        • リセットしてやり直す程のことでもないので、そのままクリアしました。そこまで頑張ることでもない……。
    • あれでまだ未完成だったらしいヴァルドル。次は完成したやつとやることになるのか……。十分硬かったぞあいつ……。
  • そのヴァルドル、DBDと似た現象を起こす、というので、それが分かればDBD現象についても何かしらの知見が得られるのでは? と。まさかそっち方向から話に影響する内容が飛んでくるとは……。
    • このネタの為にDBD考えたのか、DBDの後付け設定としてヴァルドルのを活用したのか。前者だとシンカリオンを最初から組み込む気だった、だからまあ後者なんでしょうけど。
  • 次も。「合体!!新しい力」
  • 開幕からハヤト君に勇者王から勇気の伝達式。そしてブレイブポリスから心についてと、そして未来、希望について。
    • よくよく考えると方向性似ているんだよなあ、勇者王とブレイブポリスと、シンカリオン。元が乗りものなとことか。
    • ここで伝達式したの、マジ英断というか、ここ以外ないっちゃない。んだけど、だからこそだろうがっ、って感じです。出来る隙が分かっておられる。
  • 戦闘、だけどその前にミュンヘンということで、デッカードが捕えられた話がすっと出て来て、ここで今は二人で頑張っている、というのから、また薫陶が。ハヤト君の気づきの回ですか今回は。
    • エスターズが絵図を描いているらしく、ヴァルドルの前にクエスターズ機を潰すことに。DBD、クエスターズがやっぱり絡んでいるのか?
    • 初期配置のクエスターズ機を全滅させると、イベント発生。ヴァルドルに吸収されそうになり、それなら、とホクトがシンカリオンが生まれるきっかけのノートを破棄する、と言い出す。
      • そうなったらどうなるか、というのが語られますが、未来への影響がとてつもなくて、そのノートはオーパーツだったのでは? まであります。
        • そしてここで合体! ハヤトが伝達式を経たゆえに生まれた、勇気と希望で! そしてヴァルドルを撤退に追い込む、ってヴァルドル倒した後の資金とかは!?
          • まさかあっと言う間に撤退に追い込むとは思いませんでしたねえ……。
  • そして、シンカリオンE5はやぶさMkⅡがE5Mk2OX ALFA-Xに。まさか後継機になるのか、シンカリオン。優遇すぎない?
  • はやぶさは火力そこそこの平凡機って感じでしたが、AFLA-Xは長射程の最強攻撃もちで、EN消費も高過ぎず、高性能機と言う感じです。装甲とかははやぶさと変わってないので、脆いところはあります。
    • 格闘が地味に火力とEN消費のバランスが良く、格闘で殴るタイプのユニットかもしれません。
    • ハヤト、シャショット、ホクトの三人精神コマンドにもなりました。ハヤトが攻撃的に、シャショットが回避サポート向きに、ハヤトがその合間を上手く掬う感じ、というので、バランスがマジでいい。メンバーが皆して気合と熱血を覚えるって偏ったやつらもいるんですよ!
  • クリア後は、ホクトが意外と陰キャ、というかかなりガチの陰キャというので、スパロボだと珍しい形になるんだなあ、と言う感じでダメージを受けました。(なんで?)
    • まあ、ドライクロイツにいる人は大体いい人なので、そこでなんとかなっていくんだろうなあ。
      • 大人になると吹っ切れるっぽい。それが影響してハヤトもあんな濃くて強固な鉄オタなんだろうから、どこで変わったのかは気になるところです。

改造関係

  • 改造は、20段階改造に手が届きだしました。ある意味一周目限界値です。今後は武装強化に振りましょう。
    • シンカリオン育てるか悩んでますが、これは二周目のお楽しみにしましょうかね。
  • スキルは溜めの段階。ちまちま貯めますよ。
    • 隙あらばシャドウ丸にアウェイクントリガーとゲイン系積んで走らせるのをやっています。地味ですが結構溜まるので塵も積もれば山となる案件です。
  • AOSは、あともう一段階ずつ上げれば、AOS完全開放に。いけそうですねこれは。

今回はここまで

 ダンクーガに比べてシンカリオンシナリオが、結構ボリュームがある。後一話でシンカリオンシナリオは終わりそうですが、ってことは4話もあったのか。優遇でありますなあ。後でまとめて出なければ、はやぶさもうちょっと堪能できたんだけど、まあそこは二周目でカカッとやりましょう。
 とかなんとか。

 こかむも『ぬるめた』コマ数確認枠 2022年6月号変

ぬるめた 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

この項について

 皆さん、知っていますか! こかむも『ぬるめた』が今のMAX誌のみならずきらら系列で最もベネであるという事を!
 というくらいにはこの漫画が好きな私が、この回のメイン四人の登場コマ数とキャラについての感想を書いて遊ぼうというコーナーです。ちなみに四人娘の中で一番好きなのは全員です。
 ボケはさておき、それではいってみましょう。

第29回

  • ちあき登場コマ:29コマ(56コマ中で)
    • 100万円が当たった! というのでくるみちゃんに100万円の使い道をお前が決めろ! するちあきさんですが、それで人類が終わっても、まで言い出して重い思想が見え隠れします。ぶっちゃけマジでそこまで入れ込まんでも、ですが、新しい生命に何を為せるのか、みたいなのもあるのかなあ。ある意味科学者思想かこれも。愛だな。愛だね! その後で家をいつか出ていく、というのでガチ泣きしてたのも愛だな。愛だね!
  • さきな登場コマ:18コマ(56コマ中で)
    • 100万円が当たった! と隣人が騒ぐので窓閉めろ、ってなるさきなさんですが、今回は微妙に達観した立ち位置というか、治め役みたいな動きしてました。ガチ泣きしているちあきさんをなだめたりね。なんのかんのいい人なんだよなあ、さきなさん。偶に傍若無人だけど。それもいいんだけど。
  • くるみ登場コマ:28コマ(56コマ中で)
    • 100万円が当たった! というので、ちあきさんにその金を、どう使う!? ってされてて、の回答が中々奮っておられました。なんのかんの現実的だよなあ。新生命なわりに。いつも改造されて変なムーブしているのに。ある意味いい成長しているってことかもだけど、人間の範疇に収まってほしくないのかもなあ、ちあきさん。ああ、ランボルギーニ何台買える!? ってなってた辺りはガキメンタルで良かったです。
  • しゆき登場コマ:5コマ(56コマ中で)
    • 100万円が当たった! というのでなんのかんのそのことを知る形になってますが、割と今回賑やかしでしかなかったよなあ、しゆきさん。登場コマ数も今一振るわないし。というか5コマって、今までの登場コマ数の中でも最低ラインじゃないですかあ!? しゆきさんの出番もっと増やしてよ!

 先月のまんがタイムきららチェックポイント(2022年5月号)

まんがタイムきらら 2022年5月号 [雑誌]

先に総評

 まんがタイムきらら、ベストコンディションの姿である。
 新連載が増え、まんきつやけいおんが安定し始めた昨今で、かなりベストの状態になっている、と言う印象があるまんがタイムきらら。そこにとうとう春日沙生『おねロリキャバクラ』が新連載としてやってくることが確定的に明らかになりました。ぶっちゃけ、今のきららはかなり癖のある漫画が多いので、その中で更に癖をもってバランスを取る、という動きだと勝手に思っています。
 基本クソゲーなんだけど、プレイヤーのやりこみが一周回って好バランスを生んだ格ゲー北斗の拳みたいな状態です。みんなが尖っているからちゃんとバランスがとれている、という亜空の状態です。とれてねえよ!
 正直、1要素でこのバランスが崩れたり、あるいは逆に更に完成する、ギリギリな位置。そういう状態であると、妄想を出して今回の総評と代えさせていただきます。

個別チェック三連弾

  • 西畑けい『きもちわるい君がすき。』
    • 現在のきらら誌において最も危険球な『きもちわるい君がすき。』。通称きもきみ、この5月号から新連載となりました。正直、こういう気持ち悪いと言える行為を、だが、それがいい。と言うムーブで堪能する漫画です。あれですね、女の子が女の子の匂いをクンカクンカする、というのは、男が混ざると一気にアレになるだけに、女の子の悪い意味かもな特権かもしれません。そういう関係に更にもう一手いれることで、この漫画の駆動系に潤滑油が流れ込む形に。新連載開始からこれなので、色んな意味で今後どうなるんだこの漫画。となるばかりです。
  • ルッチーフ『奥さまは新妻ちゃん』
    • 結婚式を上げよう! ということで式場に行ってみるけど、これが中々大変そうで。この夫婦をここで式させる! とする糸目プランナーさんの計略も炸裂して、確かにこれだけ大変なのを色々回るのはなあ、とさせていました。やるな、糸目プランナー! 案件です。で、金掛かる、というので、新妻さんが、パートにいくことにございますー! なにぃ!? それは真実(まこと)であろうな! となる展開に。まだまだこの漫画はやれるんやな! でも結婚式で終わりとかありそうだな! と色々思う所があったりしました。とりあえずパート先の衣装、ベネ。
  • 荒井チェリー『むすんで、つないで。』
    • つなぐさん、寝正月の巻。今年の抱負、と言われて考えた結果、『生きる』になっているつむぐさん、浅い! ですがガチ勢は深っけ~ってなってて、相変わらずつなぐさんとガチ勢の間の微妙なマリアナ海溝は深いなあ、と思わされました。ここの断絶の深さがつなぐさんとガチ勢の良さですから、軽々に失われないことを祈ります。

先月のみくるん『はなまるスキップ』

 載っていない、だと……?
 ということでこの号ではお休みでした。あの引きで跨ぐって正気でして!? ってなりますが、果たして今後がどうなるのか。というか、あの引きで跨ぐって正気でして!?(あまりの衝撃に繰り返してしまっている)

先月のワンワード

  • ミナミト『ほぐして癒衣さん。』より

ばばっ

  • 擬音ですが、何があったか読者なら如実に分かるので困る。イチャイチャしやがって・・・・。
    • というか、最近は女の人が女の人と百合な感じ、というのが更に浸透したんだなあ、というのもまた解なのかもしれません。もっともっともっともっともっともっともーっと広まれ、社会人百合。

 感想 船津紳平 『東大リベンジャーズ』1巻及び2巻

東大リベンジャーズ(1) (マガジンポケットコミックス)
東大リベンジャーズ(1) (マガジンポケットコミックス)

東大リベンジャーズ(2) (マガジンポケットコミックス)
東大リベンジャーズ(2) (マガジンポケットコミックス)

 大体の内容「東京卍リベンジャーズと接点がなくないか!?」。などと、その気になっていた俺の姿はお笑いだったぜ。というくらいには1巻後半からパロディとして元ネタのキャラが擦られるようになってきてが本番な漫画。それが『東大リベンジャーズ』なのです。
 この漫画は元ネタの方とは切実度が全然違う、特にベクトルが違うせいで完全にギャグ漫画となっているタイプです。その漫画としてのギャグが東大にひたすら擦るというタイプで、成程、この題を思いついた段階で勝利なんだな。という感想がするっとでてきます。
 しかし、リベンジする理由が昔の恋人の死ではなく、恋心を持っていた女性が慶応野郎に! というので既に何かおかしい、慶応関係ないんじゃねえか? となります。ですが、実はそこが重要というのでこの漫画の粋を見せられた気になってしまいます。
 そもそも、この漫画の主人公ミチタケの東大に対する信頼度と言うか、東大推しが一々ナイフみたいに尖ってら、なので東大あるあるがギャグになる、という変な形をしています。それがこじれて、慶応なんて受験3教科だろ? とか言い出していたりするので、ある意味では慶応を下に見ている。なので上記慶応野郎に! に繋がっていきます。
 正直に言えば、そういうとこやぞ、だったりします。本当に。そしてそれがギャグとして推し通り過ぎる為、1巻終盤くらいになるとお腹いっぱい、という気持ちになっていました。ある意味でくどいのです。
 しかし、元ネタの方のキャラクターを許可の元改変して出てきた辺りから、この東大ギャグに元ネタ要素が絡みだして、その無茶な建付けが逆に面白みを増し始めます。というか、普通に考えると完全に失敗なんですが、一応の成立はしているという、その無茶苦茶な構築がこの漫画の頭おかしさに火をつけたという印象です。
 特にマッくんが加入してからの、ミチタケ単体でやっていてくどくなっていたとこが、もう1人同じタイプがいることで展開にバリエーションが生まれております。理Ⅲの人に対してのムーブが従者のそれになるとこの、マッくんがまだお前やってんのかよ! というのの爆発力は良かったです。ボケのバリエーションが増えた、というべきでしょう。
 それ以外でも、マイキーならぬモイキーが東大卍舎で繰り広げる元ネタネタが、話の位相が違うシチュエーションを強引にこの漫画に組み込むことで異常な光景として立ち上がるという、これまた無茶をやってのけています。例えばダラケンがモイキーに頭を下げさせる場面というのが、その舎の人が喧嘩とかではなく飯の油に弱いというのに食い過ぎて入院というので、切実さが全く違って酷いことになっているとこは最高でした。
 そんな東大卍舎、他のサークル潰すぞ! 手始めにミチタケのとこな! とか言い出して、これまた話が大学のサークルなんで切実さが全然違ってもう笑い所です。
 しかし、これによってミチタケの超奥手の恋路に波乱としてかかわってきそうなので、案外テクニカルなことしてるな、この漫画、ともなります。サークル潰すって、実力行使ではなさそうだよな東大生だし、なので、マジでどうやってサークル潰すのかが全く見えてこない。そこを元ネタネタを絡めて無茶苦茶なことをしてきそうです。そういう信頼はある。
 それにしても、『東京卍リベンジャーズ』から東大リベンジ、と言う方向性を見つけたのは天啓にも程があります。そしてその東大あるあるネタの良く分からない次元ゆえにギャグとして立ち上がる、というあるあるネタの狭さが逆に刺さるムーブも見所です。
 例えば赤門ラーメンの件とか、狭すぎるのを理解の上であえて狭いままで攻めるとこで、この漫画のあるあるネタの極地みたいな内容でした。そこでもマッくんがいたから成立したとこがあり、マッくん便利過ぎか? まであります。三度正直に言えば、マッくんが出て来てからこの漫画の格が上がった感すら。それくらい、マッくんの便利具合が半端ではないのです。あいつ役立ち過ぎやろ……。
 さておき。
 東大ネタだけでどこまで行けるのか、というのが当初はありましたが、元ネタを強引にミキシングすることによって異次元に突入した感があります。この無茶さでどこまで押し通るのか。意外と今後が気になる漫画になってまいりました。続き早よ。
 とかなんとか。

 感想 くさかべゆうへい 『白山と三田さん』1巻と2巻

白山と三田さん(1) (少年サンデーコミックス)
白山と三田さん(1) (少年サンデーコミックス)

白山と三田さん(2) (少年サンデーコミックス)
白山と三田さん(2) (少年サンデーコミックス)

 大体の内容「ごり押しで彼女が出来ました。」。田舎からの脱出を考えている白山くんは、あるお爺さんを助けたことで、その娘の彼氏になってくれぬか、となります。その彼女、三田さんとのなんか調子はずれながらもなんか互いに噛み合うラブコメディ。それが『白山と三田さん』なのです。
 とりあえず、この漫画の調子は大変癖があります。オフビートという言葉が、我々の切り札。というか、これをオフビート、と言わないで処理するのが大変難しい上に、2巻帯にすらオフビートの文字が躍る、それくらい普通の調子の漫画ではありません。
 では異常か、というとそこまで異常でもない。ちょっと調子はずれ、というのがせいぜいです。しかし、普通のラブコメのテンポに慣れた身になると、ちょっとでも調子が外れれば、それだけで微妙に膝カックンを強要してくる感覚に陥ります。だからオフビート、調子はずれなのが際立ってくるのです。
 それを助長するのが、この漫画において激しい情動とかはそんなに描かれないこと。基本的に白山くんと三田さんの平素をただ流して、しかしそれが微妙にずれがある。調子はずれである。というのでそこにあふれるおかしみを味わう訳ですが、このずれが大変ギリギリ外枠。三田さんの謎の身体能力の高さとか、白山くんの陰キャっぷりの微妙にあるけどない感じなどの部分が、ずれているがゆえにギリ外枠にある、と言う感じです。大体ずれている漫画ですが、なのに大体平素の世界が描かれているので、そこにオフビートを感じる、というのが、大体この漫画を表せているかと思います。
 さておき。
 三田さんと強引に付き合いだした白山くんですが、そこに甘い話は皆無ッ! というくらいに甘酸っぱい感じの話はほぼありません。白山くんと三田さん、ほぼ強引に恋人状態にさせられたのですが、それ以前にお互い馬が合い過ぎているのです。
 どっちもどっちでちょっとずれたとこがある為、デートしても甘い話にはならない。高校生ならそれあるんやないの? なんですが、どっちもどっちで微妙に特異な為、お互いを確認していくというか、そーくるかー、みたいな感じになってしまう。あれま。ってなる。
 特に三田さんは癖が強く、AM16のエアガンを持っていたり、身体能力がやたら高かったりと、その時々においてこいつそーくるかー、って白山くんがなっているのが、甘い話にならない理由かと思います。
 とはいえ、この二人がお似合いである、でもあります。どちらもずれのある、オフビートな二人ですが、だからこそ、噛み合うところがある。相手が頓狂なんだけど、自分もずれを自覚するからこそそーくるかー、という対応になる。お互い気取らない性格ゆえ、普通だと変だけどこいつならそうなるなみたいなのはありますが、妙に取り繕う感じをしない。だから相性がいいのかなと。
 とにかく、なんのかんの、この二人は良い感じにお付き合いしているのです。甘いとこはほぼないです。
 ですが、ほぼです。全く甘い話が無いわけでもない。それが、2巻での三田さんの誕生日プレゼントを渡すところ。ここはこの漫画の中でも中々に甘い話でした。渡したのが、わりとなにそれ、だったんですが、それが三田さんにはジャストミートで、しかもそれを買う資金が足りないが為に、姉に金を法外な金利で借りる形に。それが三田さんに伝わって、というのはほんのりですが確かに甘かったです。
 さておき。
 メインの二人がずれているせいで、周りも若干ずれている、というのもこの漫画の良さです。皆癖があるのがいいです。
 三田さんの友達の千代さんも、三田さんが強引に恋人を、というので義憤してたり。それでも三田さんと白山くんが仲良くなっているのを知って、一応引き下がりますが、白山くんに対しては2巻範囲内でも犬猿だったり。携帯の白山くんの登録名が前髪なので、まだまだ全然嫌っている模様。それでもラブラブカップルっぷりはどうすれば、というのに返答してたりするので、この関係もかなり微妙です。
 それと、白山くんのお姉さんがよいです。ライダースーツが似合い過ぎてて、ライダースーツスキーには堪らないものがあります。これで銀行員というのだから、世の中分かりません。いや、仕事にライダースーツで行ってはいないでしょうけど。そうだったらそれはそれでいいんですが、流石にそりゃないわな。いやでも、そういう変なとこありそうな気がする。あって欲しい。
 願望はさておき。
 そういう訳で、微妙に癖がある人達でメインからサブまで取り揃えられた漫画。それが『白山と三田さん』ですが、このこちらおより微妙に、本当に微細にずれた軸を貫いているがゆえにオンリーワンになっている漫画なのも、『白山と三田さん』なのです。