成田良悟さんといえば、再来月(12月)の単発作品がきになります。
気になるといっても内容についてではなく、というか内容に関してはどんな物がきたとしても問題無く読める出来になるだろうと既に信用しているのですがそんなことはどうでもよく、
イラストの人が「ヤスダスズヒト」さんである事です。
ヤスダスズヒトさんが気になるといっても、絵が内容と合うかとかそんな所ではなく、むしろ昨今のイラスト士の中でも絵柄をそのままで話の内容にあわせられる力量から、ライノベとの相性は屈指の人*1だと判断していますがそんなよいしょ紛いはどうでもよくて、
私が「単発作且つヤスダスズヒト」からどうしても、
「ラスト・ビジョン」の海羽超史郎さんを思い起こしてしまうからです。
海羽超史郎の名に覚えがない人のために軽く解説しますが、
海羽超史郎さんとは電撃大賞第七期選考委員奨励賞の人で、
2001年7月に受賞作「天剣王器」にて電撃デビュー*2をしたものの、
評判が良くなかったのか、はたまた続きを書く事が出来なかったのか、
三ヵ月後の同年十月に、受賞作とはイラストの人を変えた単発作「ラスト・ビジョン」を出した後全く音沙汰が無くなってしまった人です。
そして(今の所)最後の作品となる「ラスト・ビジョン」のイラストがヤスダスズヒトさんだったのです。
つまり「イラスト・ヤスダスズヒト」で単発だと消えてしまうように思えるから気になるのかというと、そんなあほな妄想が気になるわけではなく*3、「絵師変更且つ別の単発作」の形が危険の徴候なのではと思い、気になるのです。
特に最近、電撃大賞第八期大賞の田村登生さんもこのパターン*4になっていたり、ちょっと前なら高橋弥七郎さんも右に同じくだった*5事を、否応無く思い起こされるわけで・・・。*6
どうにもこのパターンって電撃文庫において瀬戸際の人への、最後通告なのかもしれません。
最近とみに作家が増えてきた感のある電撃文庫だけに、先の見えない作家の切り落としが始まっているのでしょうか。
気になります。