第一話「紙は舞い降りた」(小説:ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」)

 いきなりモノローグで始められると、「この風呂敷きを畳めるのか」と不安になりますね。
 さてさて、世間様に対する顔見せと言う大役を背負った第一話なわけですが、
 一言で言うなら“お見事”でした。
 主要登場人物の基本部分をかっちり見せつつ、「R.O.D」世界の基本、そしてTVシリーズ以前とのつながりをちゃんと描きつつ、今後の展開の布石も敷き、内容に期待をもたせるという、第一話の理想の具現のごとしな、本当に見事な第一話であり、私と「マギーちゃん」とのメモリアルの始まりでした。(え?)
 私としては、細かい所にも無駄に力が入っている点がたまりません。
 後半の飛行機の場面で、「カメラに飛行機が接近して、一瞬暗くなる」とか、
 途中から挿入される「R.O.Dのテーマ」の演奏時間ぴったりに状況が終了する*1とか、
 終わってから出てくるタイトルテロップ*2とか。
 この細かさが今後も続くかは分かりませんが、期待していきたいと思います。

*1:そういえば、一瞬曲が落ち着く場所で着地させた

*2:直前の状況が「紙は舞い降りた」の通りだし