富士見ミステリー文庫

 すみっこにある空間さんからこちらの話を読んで見るテスト。案の定、ウける。
 “ミステリー”を自らかなぐり捨てたか。
 まあ実際、とうの昔に“ミステリー”が関係無くなってましたから、今の形になるのはある意味当然の帰結ですけど。
 はてさて。
 どうにも絵師も重視する政策に打って出ている富士見ミステリー文庫ですが、12月発売分の物の装丁面が従来から大幅に変わってます。
 新装版も結構変わっていました*1が、カバー全体で一枚絵、電撃文庫準拠のカラー口絵8pなど、さらに一回りほど変化したといえます。
 これやちょっと前の新人の時の装丁部分*2などは、明らかに電撃文庫を意識してというか露骨にパクっていて、とてもほのぼのした気持ちになります。
 それにしても、富士見が電撃文庫の装丁をここまで意識するということからみて、「ライノベ」においてそれの重要度が増してきた、といってもあながち言い過ぎではないと思います。
 富士見の装丁面の挑戦がどのように実を結ぶのか。
 これは「ライトノベル」の装丁が今後どうなっていくのかをも占う、面白い事態であるのかもしれません。
 最後に余談。
 改変後の富士見ミステリー文庫には装丁者の名前が出るようになってまして、これを良く見るに、どうやら装丁している所が角川スニーカーと同じなのです。
 ということは今回のことに触発されて、角川の方も少し変わってくるかもしれませんね。

*1:表紙の白枠が無くなったり

*2:カラー口絵8pと折込型の二種類