思いつきの雑感してみる

前に「Invitation」誌で「80年代ブーム」とかなんとかの特集していたのを見た時の変な気分を、こちらを見て思い出しました。
まあ80年代といっても、私はその頃年齢が一桁台だったし、後半の物心ついた頃には既にゲームオタク化していた*1ので、あの雑誌の特集では琴線に触れる場所が何一つなかったんですけれども。
で。
そういう門外漢に等しい私なのですがそれでも「ブーム」といわれると、どうしても違和感を感じてしまうんです。なんでだろうか?
それは門外漢として見ていて、これはいうほど「ブーム」にはなっていないんではないか、という部分に起因します。
どうも、騒いでいるのはその年代を「知識人(又は予備軍だった人)」として通った人達、つまりその時点で既にだけで、その頃の「学生」だった人達はそこまでは騒いでいないのではなかろうかと。
その時代の極少数の知的エリート層の言い分が目立つ割に、そうではない圧倒的多数のふつーの人の話がまるで聞こえない辺りに、門外漢である私にですら胡散臭さを感じさせてくれます。いわんや、その時代を生きた人おや。
仮に本当にブームであるなら、その時代を普通に馬鹿過ごしした人が何か言い出してもいいはずですよね。
つーか、ゲームへの言及が少なすぎる時点で*2、「80年代に既にお偉方だった人が、今その頃を巧く再評価して、己の偉さも再評価してほしいのかなぁ」という風に八つ当たり気味に考えてしまいます。

*1:ファミコン直撃の世代です

*2:ちなみに、ファミコン発売が83年。そういえばいろいろとファミコン全集の本が出ましたけれど、あれは生産終了記念ですから「80年」とは関係ない