久々感想

内容を要約すると、「さて皆さん、乱痴気騒ぎの時間です。」*1
高橋弥七郎の原点というか電撃奨励賞のの受賞作というか単行本第一冊目というか初シリーズというか、とにかく帰ってきたぞ野郎ども!なカンジにかっ飛ばすアクション快作。あるいは、ちらっとはほのめかすくせに必要以上に過去も記憶も思いも考えも願いも語らずに話をほのめかしほのめかし進めていく怪作。
堂々の帰還です。
内容は今回は「A/Bエクストリーム」の名を冠していないのに、今までのを読んでないと置いてけぼりという、ある種の男らしさに満ち溢れています。「灼眼のシャナ」から入った人に、「今までのを読んで〜」という遠まわしな営業戦略でしょうか。謎です。
しかし、男らしさ以上に満ち溢れている物があります。
それは「渋さ」。
〆の展開のしんみりな渋さなんて「シャナから入った人にはきつかろう」と、柄にもなく年甲斐もなく老婆心を発揮してしまいました。いや、自分は大好きですが。
さてさて、
今回から絵師が「凪(nagi)」さんに変更になったらば、まー気合入れまくれり尽くせりですな、のメカ系描きまくりの設定資料がなかなか圧巻。つか、今電撃文庫でまともにメカ系を描けるのって、この作品くらい*2ですね。
あ〜、そりゃ気合も入るわなぁ。
追記でどうでもいい話。どうも6月の新刊から裏表紙のメディアワークスのロゴと値段の表示が大きくなってます。
どうでもいいですね。

*1:後書きより引用

*2:後は・・終わクロくらいか