じっくり読もう。

諸般の事情で著しく閑だったので、みなぎ得一足洗邸の住人たち。」と八房龍之助宵闇眩燈草紙」をじっくり読んでみた。 すると、少し面白い事が分かったのです。

  • 宵闇眩燈草紙」は「長方形」である。
    • コマが、ほとんど「長方形」なんですね。 どんな構図であろうと「長方形」。 アクションの所では斜めの仕切り方をするんですけど、ここでも結構「長方形」が基礎として貫かれてます。
    • 前から八房龍之助の作品に妙にカクカクというか「直線」のイメージを感じていたんですけれど、これが要因のようです。
    • パーセンテージで言うと大体平均で99パーセントが「長方形」です。
  • 足洗邸の住人たち。」は逆に「長方形」がまるでない。
    • すごく変わった形のコマが頻出します。 V字とか、台形、平行四辺形もあります。
    • パーセンテージで言うと大体「長方形」は10パーセントです。
    • 後、しわやら木目やらひびやらしみやらを異常に描きこんでるの再確認。
      • でもあんまり神経質に見えないのは、「空間」じゃなくて「物体」に書き込んでるからなのかなーとか。
      • 「それだけ線が必要な人」というのも考えられるんですけれども。