こちらを見て、あちらを見、感じ感じ。
数年前に雲上四季で歴史語りがあった時と似たような展開だなあ、というのが最初に思った事。
要は誰かが歴史について書いた時に「お前の意見だけで決めんじゃねえ」といいたくなる、という事なんだと思いますが、そういうのは前にも書いた(んだけれど何時書いたかわからん)ようにそういうのをしようとしたら当然ある話ですから、この際皆があーだこーだ言ってライトノベル版バカ歴史年表を作って色々すり合わせるのも一驚かと、もとい一興かと思います。
とはいえ、昔昔、「WEBSITE」*1のいがらしさんに話しかけたくてもかけられなかったトラウマのある私ですので、一家言は当然あります。
私見ではライトノベル語りが浮上してきたのは、端的に言って「語る場所が増えた」ことによる人数の増加という点が重要だと思います。もっと言えば、ブログの隆盛です。
たとえば、このはてなにキーワード「ライトノベル」が出来たのは2003年3月15日となっています。*2これがはてなダイアリー正式リリースからわずか2日後の出来事である事は留意されたい。そしてキーワード化されて以降、着実に言及が増えていった事、2003年3月から2004年3月の一年の間で、母集団が少ないとはいえ、言及数が6倍近い伸びを見せた事も併記しておきます。
たとえば、旧このライトノベルがすごい!やライトノベルファンパーティーの協賛サイトのはてな(及び他のブログツール)への移行具合。このラノの段階ではまだ通常のホームページが多かったですが、ライトノベルファンパーティーから以降の移行ぶりは特筆すべき点です。
たとえば、「ライトノベル完全読本」に関わった、id:otokinoki氏の登場。今はログが残っていませんが、「ライトノベル本を作る」という話の最初期の情報がブログであがった事は重要なターニングポイントではないか。
以上のたとえ話から流れを捏造、もとい仮説を立てるならば、
ライトノベルを語りたい層がある→語りやすい場所が出来る(ブログツール、はてなの登場)→ひょっとした事で「このライトノベルがすごい」開催へ→と同時期に「ライトノベル完全読本」の話が→「読本」評判に→更に語る人が増える→それを狙った本が→更に人が→…
という風に鼠算が転がったんではないだろうか、と考えます。
まあ、年齢など*3、他の因果も考えられますけれど、単純な人数の増加は忘れてはなりません、といっとく。