沙穂「あ…あ…あの<眼>ッ あれは主さまの関東機関隊長時代の<眼>じゃ!!」 「<敵無しの“コードE0”>と呼ばれ 関東機関中の不良どもがその名を聞くだけで吐き気を催すほどの激ゲロ恐れられていた時代の<眼>じゃあ!!」 鈴蘭「何言ってんだお前!」
(こちらを見て思った事) <胴体は近藤家にほど近い藪の中にあった> <最初に発見したのは担当Aの飼っていた犬であった> 担当B「襟元が血に染まっておらぬ…」 担当C「首を落としたるは脈が止んだ後…」 担当D「さすれば担当が命を奪ったは 柔い腹を横に割ったあの一刀」 警察「編集長、下手人の心当たりは?」 編集長「前日、担当Aは山本賢治を一人、一般誌送りにしてござる」 警察「山賢か…」 <警察の返事には諦念があった> <バブル以後 不況によって取り潰されたエロ雑誌の数おびただしく それによって生じた山賢 一人余> <平成の始め 山賢による内臓開陳が局地的に大流行し すでに一警察官に治められる規模ではなかった>
(キーワード「黒柾志西」を見て) 「もう少しこう、なんというか、手心というか…」 「わかりやすくせねば覚えられませぬ」 「衆愚…」(バタッ)