感想 林トモアキ 『戦闘城砦マスラヲ Vol'2 神々の分水域』

 内容を要約すると「悪の組織再臨譚」。
 面白いですね。で終わらせたいですがまあ感じ感じでいきますが、今回もとんとん拍子に話が転げまわって、あれよあられよと言う間に気がついたらウィル子の秘める、まさに「神々の分水域」ともいえる驚愕の事実まで一足飛びです。流石林トモアキ速い!(でもクラリカの出番、あれだけなのかなぁ。もっと出て欲しいんだが……)
 そして更に驚愕な書き下ろしエルシア編。のるかそるかってあんた。とか思ってたらまた状況が無茶になってまいりました。うん!これこれ! ってなにがこれって言えば、当然この無茶風呂敷ですよ。畳むより先に広げるこの無茶スケール。まったくどうなるんでしょうか。
 わりとどうでも良いですが、よくよく見るとこのシリーズの表紙って、ヒデオ&ウィル子以外はカラー絵の流用だったりするんだなぁ、こういうのもあるのか。なかなかいい。と思うなつの夜であります。