感想 小林めぐみ 『食卓にビールを 6』

 内容を要約すると「めくるめく変ちっくSF、終わり」
 終わっちゃったなぁ。いつまでも続けられそうなのになぁ。いや、流石に無理か? いやいや、やってみないと。
 とか外野言ってもしゃあないといえばしゃあないですが、ほら、口にするなら安いもんだし。
 というわけで。
 この巻で一番好きなのはクリーニング編。重曹と酢酸最強説はなんというか、無茶だなと。こういう一つのネタで押し切られるのって嫌いじゃない。それと3K編も良かった。水最強。というか宇宙の大王最弱すぎる。勢いなら探偵編もまた良。高校生とは思えないハッタリ具合がたまらんかった。そりゃもってないよな塩酸なんか。
 双六編はいつの間にか恋話になったかと思ったらそうでもなかったりする辺りが良いですね。そっちはやる気ないよ、と言わんばかりです。
 と思ったら、たまにちょぼっとラブい言葉もあったり。

 旦那の体臭は気にならないものでーす。

 ギギギ。(うらやましさに)
 さておき。
 最後の最後までスチャラカであったなぁ。SFとしてどうなんだろう、というSF者でもない自分の悩みはついぞ解決されなかったけれど、スチャラカが好きだからまあ良いとしよう。