感想 葵せきな 『生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録 2』

 内容を要約すると「前にも増して生徒会室の中」。
 前回はちょっとした付記ながら、外に出て演説してたのに、今回はまるでそういう展開は無く、無意味に美人キャラについて滔々と語り始めたりするという徹底さ。新キャラでても展開はやはり同じ。徹底って世界の話じゃないよなあ。徹底じゃなきゃなんだ?

最近のライトノベルは、結構際どいのもOKな風潮があります。
会長は反省すべきなのです! 性的な意味でも!

 とかいいつつ、そちら方面にはエロエロエロエロしか言えないやや純な鍵が可愛いですが、今回のヒロインは知弦さん。S属性を最大限まで引き出されて、なんか楽しそう、というか活き活きし過ぎです。なんですかその本性プレイ。
 後、真冬ちゃんの中目黒妄想も楽しそうでしたが別の意味で。一巻からしてかなりキャラが立ってきたような。あおりで深夏が影薄いですが。会長? でもまあ感じ感じ。
 新キャラ? なんか裏と話がつながりそうな出方でした。が、この裏の話って最終的に話に絡まないんだろうなあ、と思ってしまうので今後の出番が危ぶまれます。先生だからまだ絡みやすいかもしれないけれど。そう考えると意外といい立ち位置だよな、先生って。
 話的には「冒険する生徒会」と「休憩する生徒会」を推したい。「冒険」は地の分喋り自重。一人称の最大奥義なんだから! 「休憩」は「好き」の一言で動揺しすぎの鍵が本当に可以下略。