感想 桝田省治 『鬼切り夜鳴子3 みちのく血煙慕情』

鬼切り夜鳥子3 みちのく血煙慕情 (ファミ通文庫)

　内容を要約すると「みちのく血煙慕情」。
　副題そのままですが、まあそういう内容ですから。て、手抜きじゃないんだからねっ！　このいい感じのグロと夫婦漫才の感じが言いにくいだけなんだからねっ！
　それにしても、全体的に血生臭くて、でも最後に良い話でぐっとくるんですが、どうしても最後の最後で「花乱火の併せ」という言葉に超反応してしまって感動が自分のせいで台無しに。やっぱり繋ぐ気があるのか、単なるお遊びなのか。計り知れない所であります。ファン的には勝手に繋いでしまいますよ？　いいんですか？　という返答をしてしまいたいところですが、まあ掌の内かな。
　さておき、キャラ的なものの見方でいうには、ちょっとキャラにとうが立ってますが、非常に好感も悪感も持てるキャラばかりです。メイン二人が特にいい感じ。いい感じに夫婦漫才だよなあ。これは確かに未来でどうにかしたいだろう。でも未来も未来だしなあ。後、求さん、あんた舞となにしてたーッ！　←いきなりキレるな
　で、そういうわけでこの続きというか2巻の続きが気になるんですが、なんかこれはこれで終わりという雰囲気……。今回出た因縁が終わる辺りまではやって欲しいんだが、無理なのかなあ。やって欲しいなあ。ぜひともやって欲しいなあっ！　と叫んで〆。