「オオカミさん」萌えオタが非「オオカミさん」萌えオタに軽く萌えを紹介する為の10キャラ

 まあ、どのくらいの数のラノベオタが「オオカミさん」を読んでそういう萌えオタをゲットできるかは別にして、人には「オオカミさん」で萌えを想起させねばなるまい。なんでくぎゅぅぅぅ言ってんのにオオカミさんで萌えねえんだよ。萌えろよ。という条件で。出した順番は実質的には意味はあるがない。

オオカミさん(大神涼子)

 まあ、いきなりオオカミさんかよとも思うけれど、主役という点では外せないんだよなあ。分かりやすい素直になれない娘だし。ただ、ここでオオカミさん生足トーク全開にしてしまうと、萌えオタとの関係が崩れるかも。
 この萌えばっかな作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の萌え魂をオタに伝えられるかということは、オオカミさん萌え側の「真のオオカミさん萌え能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。

りんごさん(赤井林檎)

 アレって典型的な「オオカミさんオタが考える一般オタに受け入れられそうなキャラ(そうオオカミさんオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には「いや半分百合・半分腹黒だぞ? むしろいける口だろ?」と言えるのだけど、それをオタ友にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。「オオカミさんオタとしてはりんごさんは"キャラ"としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

おつう先輩(鶴ヶ谷 おつう)

 ある種の萌えオタが持ってるメイドへの憧憬を地で行く様を、萌えオタに紹介するという意味ではいいな。萌えオタ好きのするネタがキャラに2巻にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

乙姫さん(竜宮乙姫)

たぶんこれを見た萌えオタは「これ絶対入ってるよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

魔女先輩(マジョーリカ・ル・フェイ)

 「やっぱり巨胸は萌えだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ももちゃん先輩」でもいいのだけれど、そこで魔女先輩を選んだのは、このキャラにおける沖田雅の思いが好きだから。断腸の思いで胸描写を削りに削ってそれでも実は巨乳、っていう設定が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「巨乳」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。魔女先輩の隠れ巨乳を俺自身はいらない設定とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが竹宮や鎌池だったらばっさり無かった設定にしてしまうだろうとも思う。なのに、におわせるだけでまったく本編に関わらない部分を作ってしまう、というあたり、どうしても「自分の作った設定を捨てられないオタク」としては、たとえ沖田がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。キャラ自体の微妙な位置と合わせて、そんなことを萌えオタに話してみたい。

マチ子さん(火村マチ子)

 今の若年層でこんなベタな雑草魂なキャラ見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。いわゆる「パンをくわえて『遅刻遅刻!』>衝突>パンチラ」を知らない萌えオタには見せてあげたいなと思う。

アリスさん(桐木アリス)

 クールビューティーの「素」あるいは「クールの裏側」の良さをオタとして教えたい、というお節介焼きからあげる。登場から6巻目にして発露したそれを単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

宇佐見さん(宇佐見美々)

 これはキャラ崩壊だよなあ。こういうベタ風味のキャラをこういうかたちで文章化して、それが萌えオタに受け入れられるか、気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

地蔵さん(地蔵亜美)

 9人目まではあっさり決まったんだけど実は10人目も既に決まっていたので、当然地蔵さんを選んだ。オオカミさんから始まって地蔵さんで終わるのは、あまりにも自分の趣味だし、スピンアウトのメインとなる(予定の)キャラでもあるし、紹介する価値はある。
 
 「女性キャラしかいないじゃないか! 猫先輩! 猫先輩!」という意見は大歓迎。二番三番四番五番煎じ等のご意見については甘んじて受け入れてます。