感想 うえお久光 『悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング』

 内容を要約すると「ようするに・・・ムラムラするわけね」。ある意味主人公に必要な成分だから、気にするなコウ! ←あまりフォローになってない
 というわけで、個人的には読まなかった時間も含めて4年ぶりくらいの「悪魔のミカタ」、正確には「666」シリーズですが、なので勝手が掴めるかどうか不安でしたが、結果は若干不安が的中した格好でした。一応、最初にいままでのあらすじがあったものの、それで話の癖がわかるわけではないので、そこが若干でした。こんなに独白チックだったっけ? カシラ、カシラ、ソウナノカシラ? まあ、元々水が合っていたのですぐに馴染みましたが。
 話としては続きが気になりますね、で終わってしまうところです。明らかに長期の攻め方だし。ヨーヘイ思い切ったなあ。でもまあ、男の子だもんなあ。という感慨と共に、この展開はつまり「ミカタ」2巻以来はじめてのナナナの見せ場か、なのか! と喜んだらそれは次の巻に持越しでした。ぬか喜びだ…っ!
 それにしても、いきなり裏の政府組織が出たと思ったらあの人が、という展開はもう、これどうなるの? どこまでいくの? でも、ここは行くしかないよなあ。割り切りました。割り切らざるを得ない。ちょっと、それも楽しみになってくるし。そこまで出来るか、は「シフト」も文庫化して進み始めた今、微妙な情勢ですが。