閉店の秋。日本の秋。

 あ・・・? あ・・・?
 何故だ? 俺はポップンをしにここに来た。なのに何故表町のウェルカムが潰れている? 何故だ?
 はっきり申し上げまして、ショックで目の前が暗くなりました。ブラックアウッ! と、黒岩皇帝のモノマネで事なきを得ましたが、当然のように受けた衝撃は抜けませんでした。
 アミパラ系列だから、このゲーセン衰退期でも大丈夫。いずれ大丈夫じゃなくなるけど、今はまだ慌てる時間じゃない。そう考えていた時期が俺にもありました。というか今日までそうでした。だけど、これはその考えを改めないといけません。系列でも不採算店は駄目になる公算がある、ということか。なんという哀しき話か。
 ウェルカムの思い出でも語ろうかと思いましたが、あまりに多くの思い出があるゲーセンゆえ、語るとろくなことにならないので、かいつまんで話しますが、とにかく私のゲーセン体験のうち、マックの4割に匹敵する、思い出の3割を占める、いや占めていたゲーセンです。俺のゲーセン遍歴の五指に入る、そんな長い付き合いのゲーセンでした。高校時代に、ここに来て対戦するのはある意味ライフワークといっても差し支えないくらい、ここにくるのが楽しかった記憶があります。KOF96とか、GGXとかよくやったなあ。
 市内でポップンする時もここを基点としてやっていました。100円台になったのがかなり早かったのもありますが、基本的に駅前の店よりは音が聞きやすかったのも、よく通った理由であります。最近はまあ、それほどいい環境じゃなかったですが。
 それ以外では、あんまり自分には関係無かったですが、アイマス設置店だったのも記憶に残っています。流石にゲーセンでの活動が縮小傾向だったので、一階隅っこに押しやられていた物の、最後まで設置されていた(はず)のは、哀愁を感じました。
 あー、駄目だまとまらないあああああ。ああ、ゲーセンという場を感じた、「連射王」を読んで思い出した、あの狭さというか閉塞感、そして“空気”を感じた場所って岡山じゃ、あそこで最後かなあ。とかなんとなくさびしく思うのであります。
 ああ、まとまらん。「プレパラート」をヘビーローテーションして、自分を慰撫するか。