セブンスドラゴンの歩行関係スキルについての愚考

 もう誰か考えてるんだろうけど、思いついて眠れないから書くよ。
 セブンスドラゴンの歩行中に効果のあるものが、何故切れたのを報告しないか、というのが前から気になって、は、いない。「仕様だ。そういうものだ」とわりと割り切って接している。
 だが、何故そういう仕様になったのか、あるいは出せるはずの物を出さないのか、という辺りは一考の価値がありそうなので考えてみた。長々書くレベルのことでも無いので、あっさりといく。
 どうして、歩行中効果が切れたという旨をシステム氏が言わないか、というのはセブンスドラゴンのゲームスタイルにヒントがある。どういうゲームかといえば、二つある。普通のエンカウントのRPGとして側面(これはフィールド)と、シンボルエンカウントもあるRPG(これはダンジョン)と側面が。
 この、歩行スキル関係の警告に関しては、主にシンボルエンカウントのあるRPGの側面において、重要になってくる。というのも、警告が出る、ということは大体のRPGの場合、そこでいったんこちらの動きがストップするのだ。これが、セブンスドラゴンというゲームには癌だったのではないか、と考える。どういうことか。
 セブンスドラゴンにおけるシンボルエンカウントは、できれば避けたい敵である。普通のエンカウントでの戦闘ですら接近が後何ターンという形で警告される。そういう敵なのである。これを背後から攻めるにしろ*1、回避するにしろ、相手の動きをよく確認し、うまくこちらのパーティーを動かさなければならない。
 そう、動かさなければならないのである。
 それが、突然止められたら? こちらだけ動けなくなって、相手がどんどん動いたら?
 これが、警告が出ない理由であるのではないかと思う。突如動けなったら、とてもゲームに支障が出る。というより完全なストレスである。それを避ける為に、あえて警告が出ない仕様なのではないか、というのだ。
 だが、それなら雑魚敵のエンカウントはどうだ、という考えもあるだろう。だが、これは逆に、後一歩という所で目論見を崩される恐怖を演出できる。ただ簡単に行くのは、それはそれでつまらないし、程よいくらいのストレスにはなる、と考えたのではないか。
 他に考えられるツッコミとしては、なら警告出ている時は敵も止まればいい、というものだ。これはなかなかいい案ではないかと思うのだけれど、これも止まってしまうと、緊張感が逆にぷつと切れてしまうのではないか、という危惧がある。ダンジョン内では完全に安全な状態、というのはドラゴンを殲滅する以外に無いようにしたかったのでは、とも思うのだ。そういう「ああ、敵が動いてる危ない」という恐怖も、織り込みたかったのではないか、とも。これは完全に親の贔屓目レベルなんだけど。
 こう見ると、どう遊んで欲しかったのか、どう恐怖して欲しかったのかが見えるような気がする。
 ただ、個人的にそういうものだと思ってはいても、何時切れるか分からないのは少しは不便に思ってもいる。警告無しでどうにかならなかったのだろうか、とも。そこで個人的な対案としては、使っている効果に対して、キャラに色付けでもされていれば、切れたタイミングが分かるのでいいのではないだろうか。これは複数の効果がつくと色が分からなくなる、という弱点はあるのだけれど、無いよりは分かりやすいのではないか、と考えている。後、画面に後何歩で切れるか、が出るとかでも良かったとも思う。
 次はこの辺をどうにかしていただきたい。と勝手な要望を言って締めとする。

*1:背後を取れると一ターン先に動ける