感想 塩野干支郎次 『ブロッケンブラッド 3』

ブロッケンブラッド 3 (ヤングキングコミックス)

ブロッケンブラッド 3 (ヤングキングコミックス)

 大体の内容。「艱難難難辛辛苦苦」。わりとどの状態でも辛苦だよなあ、健一きゅん。あるいはノイシュヴァンシュタイン桜子ちゃん、どさまわり!
 前巻でなんか間違った方に栄華を極めそうになって、でも、そうなると今後どうしちゃうんだろう。風呂敷変な方にを広げすぎだろ。と思ったら、スキャンダルでどさまわる、という斜め上の展開を持ち込んできたのは素直に驚きました。たぶん、まだ日本レベルで出来る事が残ってる! 駆け出しレベルの話のネタのストックが! ということなんでしょう。実際に低人気アイドルがしそう出来そうな事、地方CM・お天気キャスター・秘境探検・多人数アイドルに加入,はこの巻でぱぱっとやってします。他にありそうなのは、水着絡む話とかがありそうで無いなー。今の時代にポロリもあるよ系をやるのは無理があるのかしら。とか思うけれどもこれは最後の切り札として残してるのかも。水着は色々ヤバイし。見える、はみ出る、なんでもござれだぜ?
 さておき、この話どういうオチをつけるのかと思ったら、女性アイドルグループ(当然メンバーは全員男。なので女装)という、またしても亜空の展開。うんなやつら再登場させてる場合じゃないでしょー! しかも再登場の二人が二人して健一きゅんにラビュン、という暗黒三角関係。どうすんのこれー! と思ったらそこで巻が終わりました。続きは、アワーズで! ということですね、わかります。正確にはヤングキングで! だったけどアワーズがまずいのでテコ入れですね、わかります。
 にしても、ブロッケンの血族の話がわりともうどうでもいい脇の花扱いなのが、凄いよなあ。最初はアイドル話のほうが脇のはずだったのに、いつの間にかそっちメインだもの。人気があるのはいいことだが、それで変わってしまうこともあるのだな、と思う初夏の夜。