感想 saxyun 『空想科学X 2』

空想科学X Lesson2 (電撃コミックス EX 108-2 THE NONSENSE OF WO)

空想科学X Lesson2 (電撃コミックス EX 108-2 THE NONSENSE OF WO)

 大体の内容。「たまに科学らしい事するとこれだ!」。しかも科学と言うより明らかに超科学なんだよなあ。タイムマシンだし。コトさんの言ではないけど、あれ売ればいいのに。
 はい、ということで、今回も大半の科学関係無い話と、たまにの科学が超科学な話、そして科学と言うよりオカルトの話がほんのり、という混合率でお送りしてくれますが、やっぱりあまり科学関係無い話は楽しいです。まあ、題が空想科学、だから科学が変でもいいか、くらいの見方でみているのもありますけれど、それ以上にこっちがこの漫画のぬるいギャグというかなんというかなノリを求めてるからなんだろうなあ。
 ということで、言ってしまえばいつものノリという素っ頓狂さで全体を推し進める漫画でありますが、今回はちょっとした中期キャンペーンとして、博士大会が。博士大会ってなんだって話はまああるでしょうが、読んだ方も結局なんだったのかよくわからなかった、と言えば、大体のところは分かっていただけないと思います。ホント、なんでし始めたんだか。そんな良くわからなさが、この漫画の持ち味ですね!
 持ち味というと、過去コトさんの不活躍が見られる「すこしふしぎまんが」も持ち味全開でありました。やはりすっとんきょうブラザーズであります。というか、このアーパーなコトちゃんが、どう転じたらあのツッコミストコトさんになるのか。時か、時の流れなのか。時の流れは無慈悲な女王なのか。あるいは、それほど博士がやばいのか。おそらく両方だな……。
 さておき、好きな話は大オチが得体の知れない事になる釤支配からの逃避行”でしょうか。良く考えるとなんだこの題。でも、最後は実際その通りに進行するからあなどれねえ……。単なる我慢大会状態がなんであんなことに。って驚きは凄かったですよ。いきなりわけわからんまま終わるの、怖いわー。ちょっと心の収まり所に困ると言うか。