感想 平坂読 『ラノベ部 3』

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

 内容を要約すると「今日のラノベ部」あるいは「竹田ァ!」。あ・・・? あ・・・? 何故これほど龍君がもてる? 何故だ?
 つーことで最終巻でしたね……。とりあえず、最後の最後まで色々とたんのしくて、たまりませんでしたよ。毎回の笑い的危険地帯であるリレー小説はひでー。リアの地の文の羅列文体と会話の時代小説文体のギャップも凄かったですが、別格は「くくく。ざまあみそしる」。んなのとか考え付いても、常態ならコンマ一秒で恥じ入る内容なのを、なんのてらいもなく書く文香凄すぎる。腹が痛くて死にそうになりましたよ。トドメの綾のしれっとした発言に「綾ァ!」と突っ込んで締めた後、自分が今生きている、笑い死んでないのが不思議なレベルでした。うん、これこれ! 崇拝妹雪華のピンポイントでのはちきれ、「うんこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」とか、そして最後に調教(語弊でないから困る)される辺りまで突き進んでくれるのも、またたまらない。雪華はどこへ行くの? パライソ?
 とか、バカばかりかと思ったら竹泡対談とかでうむぅとか、かなしでうむぅとか、暦とうとう、でうむむぅとか、龍君中心の多重関係とかにもとにかく唸ってみたりしてみました。うん、これこれ! でも、龍君はなんであんなにフラグ立てが上手いのか。しかも何気なく立てておいて自分は気付いてないとか。そんなんで5角関係までいつの間にか構築しやがって……。ぐぬぬぬぬ。