感想 沖田雅 『オオカミさんとおかしな家の住人たち』

オオカミさんとおかしな家の住人たち (電撃文庫)

オオカミさんとおかしな家の住人たち (電撃文庫)

 内容を要約すると「いやあ今回はわりとアソートでしたね!」。そういう回でありました。
 しかし、本当にオオカミさんシリーズ、アニメ化なんですね。帯を見て、帯を見て、帯を何度も見て噛み締めております。噛み締めすぎてもう味しないよ。ってくらい噛み締めて顎関節症ですよ。*1
 それはさておき。また一つの話に徒然と。

  • 名前だけはたまに出ていた白鳥さんの話
    • 唐突に発生する百合がふつくしい……。でもそれ以上にギラギラした目で見られて喜ぶという――脇目もふらずだったって理由はあるけど――オオカミさんが可愛いですね? ミニスカで喜んでフリンフリン、ってなんというヒロイン行動ですか。可愛いですね?
  • 白鳥さん話舞台裏
    • りんごさんと雪女さんは亮士君に酷い事したよね。ラッキースケベでもやっていいことわるいことがあるとおもいます。百合ー行動とか。でも亮士君なのでそれは仕方ないか。
  • 魔女VSグレーテル
    • グレーテルさん壊れすぎワロタ。「ここがあの女のハウスですね!」は元ネタありにしても名言。二回目はお前の家だろ、って分かりやすいツッコミ所も提供してくれて、もう、馬鹿。そして魔女さん。変わるわよ、されて、もうクラクラきました。なんだ、このげっそりする感覚は! ってジョナサン・グレーンがいってた。まさか、僕内ランキングを駆け上がり、2位地蔵さんどころか1位オオカミさんの牙城にすら手を掛けかけるとは。
  • オオカミさん、試されるの巻
    • りんごさんと雪女さんはオオカミさんに酷い事したよね。でも、あまりに追い詰められてしまってここでネタ晴らしして泣いてしまうオオカミさんがキュンキュン。手ぎゅとかニコポでテレテレとか、脅かされた一位の座を強固なものにするには十分のネタであります。ホント、大分近づいたなー、二人。そしてああもう可愛いなオオカミさん

 大体そういう内容でした。後3冊くらいで終了だそうですが、ちょっと勿体無いような、でも潮時であるような。まあ、変に長く続くよりはいいか。

*1:しかし、声ってどうなるのだろう。特に天の声の人所謂天声。あの声がちゃちゃを入れつつする小説だけに、それが聞こえないのは悲しい。あの辺が設定考えてなくてアニメスタッフ困惑してるんだろうけれども、ピンポイントでもいいんで是非天声が欲しいです。