感想 黒田bb 『Aチャンネル 1』 

Aチャンネル (1) (まんがタイムKRコミックス)

Aチャンネル (1) (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容。「女子高生が!」 「が!」、なんだよって思われる向きも多いでしょうが、「女子高生が!」ってことで大体言い表せるきらら系萌え4コマである。そう考えていた時期が俺にもありました。今でもわりとその考えを変えていないんですが、それだと漏れ落ちるものがあると思うので、早急に考えを改めたい所です。
 与太はさておき、この漫画が一体どういう漫画であるか、というのはわりと簡単に言い表せられて、それはつまり上記「女子高生が!」になるわけですが、それじゃあわかんねーんだよ!って向きの為に軽く解説すると、女の子4人組が獅子身中の虫である一名に引き擦られる形で平素日常をショウナミックにお送りいたします。そういう漫画。ね? 「女子高生が!」って感じでしょ? と慣れ慣れしく言ってみます。
 基本、獅子身中の虫こと、るんちゃん(便利な言葉だよ天然って!)が困った平常を送るのを周り(ちっちゃい娘騎士トオル。新ジャンル弱気関西人ユー子。眼鏡ツッコミという王道のナギ)がフォローリングすることが笑いの源泉の漫画ですが、そんなフォローリングしあう残り三人も、たまに変な方向へボケが発動する事があり、そうすると大概割を食うユー子ちゃんが可哀想可愛いのですが、どうしたらいいでしょうか。トオルとだけ一緒だと微妙にぎすい距離感が露わになって困るユー子ちゃんもまた可哀想可愛いんですが、どうしたらいいんでしょうか。いいんでしょうか!←しつこい
 キャラ的な話を継続すると、メイン4人はホントみんな妙可愛いんですよ。トオルはるんちゃん大好き過ぎるがゆえにるんちゃん時空圏内から逃げ出せないけど、それもまたよしとしてるし、ユー子は弱気だけど出るところ(背とか胸とか)は出ているし、ナギはツッコミだけどたまに寒暖の差のせいでフリーダムになるし、るんちゃんは獅子身中の虫だけど、問題点を大体創製するけど、その、うーん。←困るな。
 そういう4人が日常をお送りいたしまする漫画、それがAチャンネルなのであります。そういう漫画であると理解していると、安定感は非常に高いレベルでまとまっているので、そういうのを求める向きには笑顔でオススメできます。変化球が好きな向き=自分にもその安定感は味わい深いモノがありましたが。
 後、まったくどうでもいい話をすると、表紙買いしたことをメモ的に書き残しておきます。少々では表紙買いなんてしない自分でも内容知らないのに揺り動かされた、それくらい鮮烈な白地と青地に女の子、特に青地の配置が妙といえる出来の使い方だったりします。上を見ていただけば、それがどのようなものか、分かって頂けると思います。俺の表紙歴史に一ページですよ。それと、帯もそれだけで本編情報のフォロー、特にキャラの名前をきっちり書いて、裏表紙と同期させているのは高評価。きらら系はこの辺のレベルが非常に高いのがあるので、予断を許しませんよ?