感想 中村光 『聖☆おにいさん 5』

聖☆おにいさん(5) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(5) (モーニング KC)

 大体の内容。「『キャラメルマキアート トール二つでお願いします……』のイエスの格好良さは、まさに天上の人らしい威厳に満ちたものです」。でもスタバじゃなかった*1せいで全くの空振りになったイエスさん格好悪いにも程がある。
 そういうわけで、今回も天上の人二人が立川でただ生活するだけというのにファンタスティックという、いつもの『聖☆おにいさん』です。毎度ただ生活してるだけでこのファンタスティックさ。さすが聖人、なのか何なのか。というかさすがっていいのか悪いのか。でも、さすがとしか言い様のない聖人的(なんだけどボケ)行動が多いので、やはりさすがでいいんだろう。
 そんなファンタスティックさを振りまきつつ、今回も聖人時代から周りを取り巻いていた人達もぼちぼちと登場。超ダウナーな雰囲気のわりにドッキリしかけてるユダとか、三度知らんというのがネタ化してるペトロとか。他にはたびたび名前は出るけど出てこなかったマーラさん辺りは、ある意味やっとのお出ましですが、この人本当に悪魔の類なんだろうか、単に繊細な人なんじゃないだろうか、と思わせる『聖☆おにいさん』マジック。色々あったけど、僕たちは元気です! ってのを地でいくのが天界なんだろうか。そりゃまあ、2000年くらいあればそうなるのかもなあ、ともおもわんでもないです。天使さん達辺りは色々ありすぎて単なるおもしろ人間化が激しい気もしますが! うんこ発言連発はまずいわよ…。

*1:ドトールだった。