感想 平坂読 『僕は友達が少ない 4』

僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)

僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)

 内容を要約すると、「強烈な引きだと思ったらそんなことはなかったぜ!」。夜空がカミングアウトしてイメチェンも果たしたものの、それがどうした? とばかり特に話に変化が出ないで残念行動が続くのが『はがない』であります。イメチェンした本人は色々と考え方変わって、いるのかしら? 友達でもキスあり、という新たなるフラグを獲得した以外、特に変化無いような。言う事言っただけで十分進展って言えばそうですけれども。周りの方は余波で理科がポニテ眼鏡を止める、という悪魔的所業がありました。リミッター解除!ってことでもなくとりあえずやめてみたみたいな雰囲気止めろよ…っ。美少女力上げても、どの道基礎が変態なんだから…っ。小鷹×男装夜空で萌え狂っているんだから、美少女は無理だから…っ。
 さておき。
 変態度というと、肉こと星奈が臥薪嘗胆の為に夜空の写真を部屋中に、という控えめに言って馬鹿らしい、普通に言うと変態な行動してるという話が出てきて、やっぱり肉はひっくり返って夜空と百合ればいいのに。とか思う時代も、俺にはありましたよ。かつらくんかくんかは百合でもさすがに行き過ぎですが。
 その星奈と小鷹の間に勝手に積みあがっていくフラグ、はとうとう行く所に行き着いてしまいましたが、この場合はとりあえず周りの大人落ち着けといった方がいいのでしょうか。まだどのように星奈と小鷹の仲が天馬さんに伝わってるのか不明な上で引っ張られたので、次の巻早く欲しい所です。でも、大人落ち着け。と予め言っておく必要がありそう。
 今回のトピックはまたしても残念なシスター登場と、小鳩とマリアが喧嘩する程仲がいいを地で行き始めた辺りでしょうか。マリアの事情が結構シリアスだったりしつつ、でもあまりそこに踏み込みすぎずに、今は虐げられたり喧嘩したりしてるけど楽しくやってるマリアを見ればいいのよ! ってどや顔で言うこの話は、やっぱりやわらかいですなっ。
一巻感想><二巻感想><三巻感想