感想 中村光 『聖☆おにいさん 6』

聖☆おにいさん(6) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(6) (モーニング KC)

 大体の内容。「わりあい下界に迷惑かけてないですか?」。天使やら悪魔やらが跳梁跋扈というか自然と居る立川大丈夫なのか。っても元から聖人二人もいるもんなあ。そこにルシュフェルトか混ざっても、バランスが取れるくらいで、破滅なんて起きるわきゃないわなー。という事で、今回も聖人二人が立川で生活する様を淡々と笑わせていただくものとなっております。今回は歯医者から始まってカラオケ、お盆帰省に海と夏真っ盛りからハロウィンへと季節が移り行きますが、そこで起きる事はいつも通り他愛も無く、だからこそ肩肘張らず読める内容となっております。まあいつも通りですね。
 さておき。
 今回のネタではスポーツの秋ということでジョムジョという謎のスポーツをしてた辺りが最高潮ではなかったでしょうか。得点とかゲームルールがずうずうというか特に定まってなくて、ただ心が折れたら駄目という素敵思想。誰が考えたんだよこのスポーツ。しかも点数表示が砂文字。ゆえに振動で数値が…。天界には砂文字しかない、ってわけでもない――R2000とかあるなら活版印刷あるんだろうし――んだから、普通に紙とか使えよ! そして天部がアナンダと主に愛された弟子(一人称)プロデュース案を。あえてお前って言うけどお前らのプロデュース間違ってるから! というか手がたくさんとか、好きだよなあ…。