- 作者: 山東 ユカ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2011/10/27
- メディア: コミック
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大体の内容。「今日もスパロウズホテルは通常運転!」。繁忙期も閑散期も、フロント係にして用心棒の女性である佐藤さんは通常通りに仕事しておられます。1巻目が連載前というかスポット参戦だったので、基本的な所が繰り返しつつ残りでその回らしさを出すパターンでしたが、連載獲得後で結構続いているこの2巻目辺りにもなりますと、佐藤さんのパワフリャーな部分は出ないわけではないけどそれほどたくさん出る事は無くなり、天然的部分が結構見られるようになります。ついでに、佐藤さんの出番が多くなくなる分、塩川主任+塩川営業部長の塩川兄妹ネタが多くなる形に。そこで語られる塩川兄の残念無念さは、仕事スキルがきちんとしてるがゆえに余計に際立つ残念無念さでありまして、というか実の妹にクーデレとか言い出すなんてのは問題外も外。妹の晴れ着姿をたくさん写してきたら予算増する! とか言う職権乱用っぷりも凄まじいものが。でも仕事は出来る。仕事は出来る。なんと聞こえの良い言葉かー!
さておき。
出番が少なくなっている傾向にある、とはいえ佐藤さんが謎な人なのはこの漫画の大動力源であるわけで、1巻に比べれば確かに少なめの印象ですが、それでも要所要所でワケあり腕あり胸ありを大活用。そしてそれをフォローリングあるいは活用する塩川主任、という流れはこの漫画の鉄板であります。少なくなっていても、ちゃんとそういうシーンはしっかり入っているのはいい仕事と言えましょう。←いつもの謎上から目線
さておき。
上でも書きましたが、塩川主任の出番、というのはこの巻になって増加傾向であります。主に仕事忙しいあるいは仕事少ないあるいはイレギュラー仕事という仕事関連の話には必ず絡むのが、その理由でありましょうか。2巻目ではスパロウズホテルにスパ増築と相成って、それゆえに起こる事などもスキルと佐藤さんを駆使して対応する話も目立ちました。そつなく仕事が出来る女、塩川主任面目躍如といった風情でしょうか。でも、突発的に不測の事態で処理はできるけど気苦労発生する辺りはなんか可愛いというか、そんな出来る女でも隙はあるというのを見せられて、ああ、こういうのがギャップ萌えなんだな、という間違った理解をしてみたり。一方兄はきっちりその不測事態がどういう事か気付いてる辺りマジ出来る男なのに…。どうしてこうなった。どうしてこうなった!
さておき。
この巻では忙しすぎてニコニコしながら説教してしまう塩川主任がマストでしょう。どんだけ忙しいねん、というのと、塩川主任でもそういう変な対応してしまうんだなあ、というのが合わせ技一本。ニコニコ塩川主任もなんかいいものがありますよね。にしてもなんだろう、この気持ち。俺もニコニコ怒られたい。そんな気持ちが沸いてきます。いやマジなにこれ。Mっ気?
とかなんとか。