感想 未影 『ホイップノート 1』

ホイップノート (1) (まんがタイムKRコミックス)

ホイップノート (1) (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容。「およめさんクラブ始動! 駆動! 躍動!」。躍動は流石に言い過ぎだろ…。というか、およめさんクラブで躍動ってなんだよ…。それ以前におよめさんクラブってなんだよ…。そういう疑問を持つのは当然だと思いますが、とりあえず、るいせ達はおよめさんクラブで、活動で、躍動なんだよ! と故デシルさんみたいな発言をしてみましょう。そんなことデシル兄さん言ってなかった気もしますが、それはそれとします。
 意味不明の前置きが長くなりましたが、『ホイップノート』とはどういう漫画なのか、その説明に入りましょう。と言っても特に込み入った事情があるわけでもありません。料理の技術を得なければ、と思った主人公格るいせが偶然知った?およめさんクラブ”に加入し、ゆるゆるとクラブ活動する話です。基本的に料理をゆるゆる頑張りつつ、およめさん技術に対してもゆるゆるとやっていく。そんなゆるゆるな漫画。それが『ホイップノート』なのです! 学生部活物という一種きららのお家芸と言える分野で、且つゆるゆると、というこれがきらら連載で無い理由が無いレベルできらら連載なわけですが、それゆえにぴたりと嵌るとツボ押しが強烈ですが、外れるとかなり痛手となってします。かく言う自分も、買うかどうかかなり迷ったんですが、連載で見てても特に苦じゃなくない? という提言が内側からありまして、購入する運びとなりました。
 で、一気にまとめみると意外とこの可愛さというものがツボに嵌るものがありました。メインが女の子四人でカワイイヤッター! な漫画ですが、特にるいせの親友知花ちゃんのあふれ出る突っ込み体質、というよりこの作品の最終ストッパーぶりが可愛いと思うようになりました。突っ込み眼鏡(今捏造した区分)というのは基本的に苦労人ですが、この漫画ではそこまでエキセントリックな事にならない、料理の話が多いのでやれる事がそこまで大幅には無い、ので、ちょっと常識的な行動から逸脱するるいせを止める程度で知花ちゃんの突っ込みが推移するわけですが、ゆえにるいせの行動に対して気を使っているなあ、というのも垣間見えてなんというか信頼関係! っていいなあと思わされます。
 可愛いにも色々ありますが、この漫画の可愛いは主に女の子らしいという意味での可愛さで、るいせは若干以上に高校生? と疑問符付けたくなる以外は子供らしいという定型句で乗り切れるますし、知花は女の子らしい体つきでエロいですし、レコちゃんは憧れの女の先輩がいる部に! 辺りが一々女の子らしいですし、さくらさんはいいおよめさんになりたいという理屈でクラブを作るくらいの女の子度に対して空手超強い設定でギャップ可愛いです。皆女の子だなー、という感じ。るいせが女の子より子供だなーってのはやっぱり強いですけども。二度書くくらい強いですけど!
 そんな可愛い面々の躍動、それが合宿回。カレー作ったり温泉入ったりするだけという合宿というか単なる旅の回ですが、温泉で開放的に裸体披露されると、それで満足するしか、ないじゃないか…。と不満足のテーマを流しつつガン見というかなり駄目男な行動をしてしまいました。ちーちゃんの裸体がエロいのがいけないんや…。対してるいせは一回完全なマッパで隠しも無いというのに全然エロスじゃなかったのが逆に凄かったです。ペタン子とかそんなレベルじゃない…。レコちゃんはペタン子ですがエロスでしたよね。やっぱり羞恥心とか、そういうのが無いとエロスではないのかなあ。そんな最低風味な言葉を持って、この項を締めたいと思います。