今月のまんがタイムきららチェックポイント(2012年6号)

先に総評

 今月最大のトピックは『棺担ぎのクロ』が休載で無かったことではないかと思いますが卿らはどうか。きらら誌において単なるゆるふわじゃない事により異彩を放ち、且つ誌面の雰囲気を変えていたこの連載が無いと、やっぱり締まりが薄くてずんるずるとした物になってしまうように感じます。ゆるふわ嫌いじゃないどころか好物だからきらら4コマ誌買ってる身ではありますが、それでもたまには違う口当たりが欲しい時だってあるわけで、そういう時にもってこいだったのが『棺担ぎのクロ』だったり。だから復帰した時は口にはしないけど大変嬉しゅうござったんですが、また休載頻発のノリに移行するのか、それとも今後はちゃんとするのか。とにかく次の展開が気になるので安定連載カモーン!
 さておき。
 今回は更に『ステルス×メイツ』、『相沢家のえとせとら』が休載だったので、いつも以上にゲストが気になるという、でも良く考えるとそれいつものきららですよね? という状態だったのも記載しておきたい所です。
 連載の新陳代謝速度が他の種類の漫画と比べると緩やかな傾向にあると言われているのがきらら系4コマですが、その分ゲスト段階で峻別しているので、ある意味このゲスト攻勢も次代の為……致し方なし……と言う風に考えるようにはなりました。
 そんな次代を担うと勝手に思えるのは秋津たいら『半熟ウィッチ』辺り。二回目の登場ですが、前回の時より掲載位置が前の方というたぶん厚遇。ゆるふわ的軽さの中に、でも設定とかあるんだぜメーン? ゆったりとした雰囲気作りも出来るんだぜメーン? というどや顔も覗かせつつの仕儀はなかなか見事ではないでしょうか。というより、きららミラクにあっても別に不思議じゃない辺りをきらら本誌に持ってくるというのは、そういう部分もきららにはある、というのを世間に示す為でもあるのではないか、と思ってみたりもします。後、師匠可愛い。←小並感
 他ではオゲ『女子大生生活様式』がゆるふわフォーマットながらもったりとしたボケ具合が中々、さかな45『シークレットガーデン』が不思議少女の不思議な感じだけで持たせるという味わいが妙味、と言ったところでしょうか。
 次回は『けいおん!』が二度目の終了をするというのがトピックになると思いますが、果たしてどんな終わり方を見せてくれるのか。期待しておきたいところです。

個別チェック三連弾

  • 『しかくいシカク』
    • そんな! 十子が写真つまんないとか言うなんて! という事で原因探しの旅(旅?)が開始され、ついでに自分の腕前に悩む魚様の話がインサートされつつ、十子の写真がつまらなかった原因が魚様によって解決されるのでした。魚様の植えた花の展開が今一読みきれなかった以外は全然にワザマエ! と発声出来るものだったと思います。今月は1巻目発売なので、皆忘れずにちぇきら!←ステマ
  • チェリーブロッサム!』
    • 綱島先輩の学業面が危(ヤバ)い! でも、自分の事だから自分で何とか、というのは中々好感が持てると思います。残り二人が動揺しまくってましたが。大倉山先輩の半ブルマジご馳走様でした! と言う冗談も成り立ちますがそれはそれ、それ以上に今回はとうとう妹ちゃんが大咲の居る学校に合格という事態が実は大きいトピックです。今まで兄の校内関係に手が出せなかった妹ちゃんが、今後どういう波乱を巻き起こすか、今から楽しみです。……あんな輝かしい笑顔も出来るんだなあ、妹ちゃん。前回の凶った顔とかからは想像できなかったや。
  • 『箱入りドロップス』
    • 雫二号可愛すぎるやったー! ジュンジュンはあれで怯えさせれないの分かって送り出してるよね……。さすが雫いじりの専門家。

今月のワンワード

万年2番手でこの世に未練を残して死んでいった学生の霊が出たああーー!!

  • いくらなんでも酷い過ぎる! そりゃ万年2番手だけどさ、西山さん!