感想 ika 『P.S.すりーさん 4』

P.S.すりーさん・よん (GAME SIDE BOOKS) (GAMESIDE BOOKS)

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 大体の内容「すりーさん以外のが目立ってる!」まあ、すりーさんというかPS3がもう五年を越えているので、初期の頃のようにそうそう驚くようなネタが出てこない円熟期なわけですから、そりゃ目立たないのは仕方ないのですが、でもそれだと題名に偽りがですねー! という、ある意味時事ネタ漫画にとっては当然起こり得る展開になってきた、それが「P.S.すりーさん」4巻なのです。
 実際の所、三分の一が「すりーさん以前」である辺り、そしてうぃーさんに後継者が現れた時点ですりーさんもそろそろ後継者が出てくる時期なのかもなあとは思います。そういうアナウンスはほぼ推測的なものしか出てこない昨今ですが、確かに既に5年目の機体なのがPS3なわけですし、もうぴーちゃんもでぃーえすちゃんも後継者に移り変わっているのを見るに付け、ロートル、という言葉すら思い浮かべてしまいます。でも、今回はつーさんがとうとう引退という流れをしていましたが。つーさんも、長い長い現役時代だったなあ、とか、実際まだ自分家のPS2は現役だしなあ、とか思うと感慨深いものがあります。12年はそれだけのものが積み重なるには十分な時間ですよ…。え、ごーちゃん? 誰なんだあんた一体…。←ごーちゃんです
 さておき。
 そんな事言いながら、今回前の方の描き下ろしでは意外とごーちゃんに目が行く自分がいました。あれ、俺ごーちゃん好きなの? という気持ちが沸いてきて一瞬アイエッ!?ってなりましたが、単にごーちゃんの出てくるネタが好きなだけでした。もう、完全にネタとして処理されてるよなあ、ごーちゃん。色々ツッコミ所の多い機種だったけど、こうやって針供養みたいな事されれば、PSPgoも本望だろう…。そんな気持ちもあったりしたり。
 まあ、そんな冗談は置いておくとして、今回はせがさんが後半で大爆発。というかめがどらさんが大爆発。めがどらさん…、一体何せがさんなんだ…。という事ですりーさん以前として、ふぁみこんおばあちゃん時代とかすーふぁみさんとかが闊歩する時代の話をしてたのがなんとも僕向きでした。懐かしいなあ。PSの出自とか、かなり悲恋チックで切ない物がありましたよ。ああー、ああー! ソニー任天堂はすーふぁみさんとぴーえすさんに悪い事したよね…。仕方ないとはいえ、なんともヤリキレナイ川でした。
 そんな余韻はせがさんがぶち壊して、ついでにレゲーさんがぶち潰して行きましたけれども。というか、レゲーさんのどうしようもないどうしようもなさが素晴らしすぎて、これが全部だったらこの漫画は売れただろうか、という深遠な問いが心より沸き立ちましたが、そんなのが受け入れられまくる世界は怖い過ぎる!コワイ! という結論に至って思った事を無かった事にしておきました。良かった良かった。←特にまとまってません
 そんなわけで、今回もなんか変なikaワールドを堪能出来たのですが、次の巻が出る頃にはそろそろ次世代機の息吹が、って気もするんで、この漫画どうなるかなあ、とか思うのでありました。