『まんがタイムきららミラク』2012年11月号 感想

今号の巻頭漫画感想

眉毛『純粋欲求系リビどる』

 妄想を耐えるの限界だったリヒト君。その妄想を抑える為に妄想していたのは、リビどると正反対のリビどるで…。そんなわけで、正反対と言うのが三人の特徴の正反対で、その三人とリビどる三人が戦う展開が今回となりました。正反対、のはずが単に胸が無いだけとか乱暴な性格とかはまだいいんですが、なんでリクちゃんは小さいの反対で大きい、が行き過ぎて巨娘なんだよ…。それなら妄想しない、と思ったけど無理だった、と言う辺りにリヒト君の幅の広さを感じずにいられません。巨娘可能とかお前やるな…。
 しかし、今回は思った以上の強敵ですな。なんか次回に続き。そしてリヒト君食べられちゃいそう。というか、今の状況でリヒト君が更にリビドー高めちゃうんじゃね? と思わずにはいられない展開です。だって知ってる女の子がいつもと違う感じで迫ってる、ってここで萌え萌えキュンしないと男廃っちゃいますよ?←キュンキュンしちゃった人の言

個別チェック三連撃

柊ゆたか『Good night! Angel』

 来た…、来た…、来た…、来た…、来た! キャラスポット回来たあああああああああああああああ! と言う事で、今回は途中加入の三人娘の一人、リカさんが結構スポットの当たる回となりました。今まで三人娘はスポット回がない! と嘆き嘆いて一年程経って、このスポット回。嫌が応でもテンションが上がるというものです。更に内容がゆりっぺの服を買いに行こう、だから更に上がって私のテンションが堕テンション化したのはむべなるかなと思っていただきたい。色んな意味でキマシタワーであり、ここで上がらないと男が廃るのです!
 さておき。
 リカさんスポット回、ではあるんですが、この漫画の基本はゆりっぺの可愛いなので、この回も当然ゆりっぺがテーゼです。リカさんが甲斐甲斐しくというかお婆ちゃんっぽくこれもあれも、とする中に白霜さんが混ざる形で、ゆりっぺの洋服とっかえひっかえは進行。最終的に見事ゆりっぺの魅力アップに成功します。こういうなんでもないような話もいいなあ。そんな風に思うくらい可愛い可愛いでありました。リカさんの良さも出ていたし、スポット回としては成功を収めている。そう思ったり。さあ、残りの二人のスポット回も急ぐんだ!

あfろ『月曜日の空飛ぶオレンジ』

 まなか、バイトする。しかし六日島でのそれは死を意味、しないけどまともじゃないのは意味する! と言う事で、全体的にツッコミ所満載だけどまなかさんはあんまりツッコミ気質じゃないので大きいの以外は軽くスルーして行かれますが、その点は我々読者の側で突っ込んで平成を保ちたいと思います。じゃない、平静を保ちたいと思います。いやま、最終的なオチを見たらそれも無理な行動だったかと割り切ったり出来ますけれども。
 今回のヨシノは謎着ぐるみで登場。猫缶を催促する謎の役回りでした。その後の夢で出てくるせいで着ぐるみ段階で既にまなかが寝ていたのか、それとも本当にやって来たのか今一判然としませんが、とりあえずどういう形でも出番があったんだから良しとしようではありませんか。ななみんとか、一コマも出れてないんやで! いやしかし、猫着ぐるみのヨシノも可愛いなあ。←ヨシノならなんでもいい

奄美あまゆ『Lisa Step!』

 ヒャッハー! こあ先生回だー! と言う事でこあ先生と一緒に実験室で物食べるよ! な回でありました。部屋片付けがあったりもしますが、基本本当にそれだけというのはある意味凄い話であったなあ、とか。その分、こあ先生の魅力というか、実験室で使う物を扱うこあ先生が先生めいていて良かったですね。ビーカーは飲む専用を用意している辺り、用意周到というか仕事しろ。
 この回ではリサ先生のココアの香りを嗅ぐスンスン行動がなんか非常に心を打ったのをここに記帳しておきます。なんだろう、この、スンスンって行動のもつ香しさ、香ばしさというのは。そこはかとなくエロス!((c)佐天さん)すら感じる。エロスって考えると色々考え付いてきましたが、あんまりそこ詰めると18禁なので、ここで考えるのをやめよう。

今号の巻末漫画感想

にき『福33三色バンチ』

 最! 終! 回! というには湿っぽさも締めっぽさもない、平常運行でありました。最後一応締めの言葉はありましたが、この辺りが無かったら、続いても一向に構わん! な内容なのは、やはり口惜しさがあったりするのかなあ、とか。
 にしても、感想としては、いつも通りでしたね、しかないんですよね。どうにも自分の中では好きでも嫌いでもない作品だったからでしょうか、感想が何も沸いてこないので困ります。ある意味それだけ普通に日々を重ねた、という事なんでしょう。その普通さはある意味ミラクには得がたいものだったのかもしれません。またそういう側面が減ってしまったのは、惜しい事なのか、正しい事なのか。そういう事は考えてしまうんですけれども…。特に波乱も無かったし、そういう点ではのっぺりしすぎていた、とは言えましょうけれども。
 なんのかんの言いましたが、連載お疲れ様でした、と締めたいと思います。

一応の総評

 今回の特徴は初期からのお付き合いだった『福33三色バンチ』最終回でしょうか。この漫画、特別さが無いのが特徴というか、舞台設定やキャラ設定に特別さがあるミラクにおいては異端と言えるわけですが、それがゆえに連載の寿命を縮めたのだろうか、そんな事を考えてしまっているのは上記の通りです。というか、『前から2両目』とか日常タイプの漫画からどんどん終わっていく、と言うのはきらら誌の一員としてはかなり変な事になっているようでもあります。そういうのより、特殊なタイプが求められている、という時代の要請なのか、単に雑誌カラーの問題なのかは、良く分からなかったり。ゲストで日常タイプは結構あるしなあ…。分からん…。
 『福33三色バンチ』の離脱によって、また新たな連載が始まるのは確定的に明らか、ではありますが、最近のゲストでそこに組み込まれそうなのが今一決め手がない状況ではなかろうかと思われます。三回連続ゲストは昇格しやすい傾向にありますが、『寄り道ファミリ』は『福色』よりも更に日常系寄りですし、『飛ぶことを許された迷路』は不可思議な世界観過ぎる感があります。これのどっちかになるか、はたまた『アンノウン×アンティーク』が抜け出すか、その辺は全く未知数であり、あるいはゲスト終了したのから繰上げすらありえるわけで、その辺を勝手に夢想するのもまた楽しみの一つとして提示したいでありますはいパーン!(机打)

今回の掲載順変動

 掲載順がどう変動したのかのメモを残しておきたいと思います。作品の並び順は便宜上、第一回を基礎にしています。

作品名 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 今号 位置±
リリィ 4 - 4 - 1 - 7 - 7 ±0
桜Trick 3 3 10 2 5 5 2 4 6 -2
純粋欲求系リビドル 2 1 2 3 4 2 4 3 1 +2
夜森の国のソラニ 10 2 1 6 7 1 3 1 3 -2
メラン・コリー 12 15 16 12 13 - 16 5 - -
Good night! Angel 1 4 5 1 2 - 1 2 2 ±0
月曜日の空飛ぶオレンジ。 19 18 19 19 19 19 19 13 9 +4
Lisa Step! 16 11 9 10 15 14 9 - 10 -1
きしとおひめさま 8 13 14 - 8 15 - 16 - -
Seed - 17 - 18 - 18 - 18 - -
スイート マジック シンドローム 15 5 11 14 3 4 - 15 4 +11
福33三色バンチ 13 - 17 - 16 - 18 - 19 -1
となりの魔法少女 6 - 8 - 14 - 12 - 16 -4
くじらジュブナイル 7 6 7 8 6 6 13 14 14 ±0
幸腹グラフィティ 9 7 6 5 10 3 6 9 5 +4
TEI OHー! 5 10 3 4 9 10 10 12 18 -6
城下町のダンデライオン - 8 - 7 - 7 5 6 8 -2
わたしと姉は正反対 - - - - 11 13 8 8 15 -7

ゲスト枠

作品名 3月号 4月号 5月号 6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 今号 位置±
もも色honey - - - 13 - 11 - 17 - -
プリ魔ドンナ! - - - - 17 9 17 - - -
らくキャス♪ - - - - - - 11 - - -
ナニソレコワイ - - - - - - 14 - - -
寄り道ファミリ - - - - - - - 7 11 -4
アンノウン×アンティー - - - - - - - 10 17 -7
飛ぶことを許された迷路 - - - - - - - 11 13 -2
エスパー女子高生さえか! - - - - - - - 19 - -
スター☆コンプレックス - - - - - - - - 12
終了枠
  • vol'5
    • 『前から2両目』『にじげんめのうた』『ルンルルコミュニケーション』『るーてぃんルーティン』『びぎなーず9』(全てvol'1から)
  • 2012年4月号
    • 『虹色教室』(2012年3月号からのゲスト)
  • 2012年5月号
    • 『そこにいず』(2012年3月号からのゲスト)
  • 2012年6月号
    • 『アイコト』(2012年4月号からのゲスト)『彼女は彼女だけど彼女じゃない』(2012年3月号からのゲスト)『けーたいろいど☆コミュニケーション』(2012年6月号ゲスト)
  • 2012年8月号
    • 『なりきりイミテーション』(2012年5月号からのゲスト)『8'sエレジー』(2012年6月号からのゲスト)『みかりんバイトデイズ』『ゆめおいドミトリー』(2012年8月号ゲスト)
  • 2012年9月号
    • 『おきまりラブ』(vol'1から)

不明枠

  • vol'4
    • 『tune!』(vol'3から中断)