先に総評
今月号で目立つのは、二誌から来たゲスト、『きんいろモザイク』と『ぱわーおぶすまいる』でしょうか。どっちもきらら誌内ではそこそこ名の知れた作品ではありますが、それがきらら本誌でどう活躍するか。そういう点を持ってみていたような気がします。
『きんいろモザイク』はキャラ紹介出来る時間の短さを逆にシノの掘り下げ中心に使うというテク、そしてそこで他のキャラのキャラ性が出るというテクで非常にテクい感じでありました。その上で更に可愛いとネタっぽさも十分にあり、『きんいろモザイク』という漫画を十分に披露した回となった感すらあります。出来ておる喃、原悠衣は…。
対して『ぱわーおぶすまいる』はまゆさんの可愛らしさ倍点。それを見せつつ宗馬といちゃこらしててニヨニヨ出来る仕様となっております。壁を、壁をもて! って位にこの野郎、この野郎! という雰囲気が出ていて、これもまたこの漫画の特徴を綺麗に伝える業前であったかと思います。つまり、両方とも優れた紹介回だったと言えましょう。ゆえに、目立っていた。そう感じてみたり。
連載作はいつも通りの堅調さ。でも、上記二つが目立つという事は、爆発力はないのかなあ、とも思ったりも。長期連載が結構序盤に固まる仕様になっているので、そういうのが堅調に推移しているのはいいんだけど、たまには爆裂して欲しいとも思ってしまうのだろうなあ、とかなんとか。
個別チェック三連弾
- 『しかくいシカク』
- 桃先輩の作ったPCが排気性能がおかし過ぎるというネタの部分に、ああ『わがままDIY』魂ですね、分かりますって気分になりました。特にコラボってわけではなく、必要だから出してる、という辺りに商魂が無いなー、とか。いや、出したらリテイク食らうのは分かってますよ。でも、ざらせんせなら、きっと何とかしてくれる…。という思いもあったりもしたんですよ。無茶なファンの願いですね、分かります。
- 『スマイル・スタイル』
- 『三者三葉』
- 今回は細かいツッコミ所が散見されてどうしたものかと。山路のお前どこにいるんだよ、というのが特にフォロー無い辺りがカオスでした。後、園部さんの虫の動きには図らずも爆笑。何故そんな極端な動きを…。そんなに食欲魔人状態の双葉さんは嫌ですか、っていい人いないか。