鈴城芹『ホームメイドヒーローズ』3キャラ感想 第1回(まんがタイムきららMAX2013年3月号)

説明

 この感想は、まんがタイムきららMAX連載の鈴城芹『ホームメイドヒーローズ』の、キャラ中心の感想です。三人をピックアップして、どういう事をしたか、とかを書いていくものです。大体の内容にすら言及しないので注意しろよ!

麻凛ちゃんについて

 今回は顔出し回なので、まずはどういう人となりか、というのを計りながらの読みとなりましたが、麻凛ちゃんはこの回の扱いを見ると、基本的な視点キャラ、中心人物のように思われます。まあ、今後じりじりと他のキャラが目立つ形になる、というのもありえるので、主人公! という言い方はまだ早計でしょうが。
 しかし、麻凛ちゃん、こういうのもなんですが、大変モブ度が高く感じます。ツインおさげではあるんですが、中身の方はちょっと家のヒーローノリに毒されているけど平凡といえるもので、それがモブ度を引き上げる要因になっている気がします。キャラ的に下に書く二人とは今回一番出ているにも関わらず印象が普通な感じです。まあ、家のヒーローを目指すノリから離れているようで近いようで、という立ち位置が今後どうなるか、でだいぶ変わってくるのかもしれません。学校の友達二人(他の鈴城芹作品のキャラっぽい)とどういうやり取りがあるのかにも注目です。

ましろちゃんについて

ましろは将来モデルになりたいの

 そんな風に、戦隊ヒーローを鋭意目指しているっぽい(まだまだ発展途上でちょっと変な家程度ですが)な家に生まれながら、そっちはどうでもいいというましろちゃんの絵のだるる加減が丁度いい塩梅であります。机にだらけて突っ伏す女の子、イエスだね! 会議中にもだるさ全開でいる辺り、家の事だから係わり合いになりたくなくても仕方ない、という雰囲気も出ていて、更にだるそう。だる可愛いですな! 今後も、こういう風にちょっとだる方向の視点から家の状況に関わるようになるキャラだろう、と思わせる一話目でのだるだるさでした。今後もだるそうさに期待!

烈人くんについて

 家の方針にわりとノリノリに見える感じで登場していた烈人くんですが、ヒーロー目指すのは嫌いじゃないが、それで小遣い減らされてもかなわん、という意外と打算づくな所がいい塩梅に仕上がっていると思います。単純バカではない、という所が一話目からしっかり見せられたので、今後もどういう風にノリノリと打算の間を突いてくるのか楽しみなキャラと言えましょう。後、意外とポージングバカめいた所もあるので、どんどん奇態な格好をしだすのか、あるいはそこまで派手な事は一々しなくなるのか、というのも注目点ですね。