- 作者: トイシキ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2013/03/07
- メディア: コミック
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大体の内容。「ちっこいんちょ、頑張る!」。皆様におかれましては、委員長と言われて如何なるキャラを思い起こされますでしょうか。筆者などは『To Heart』の保科智子嬢を思い起こしてしまいますが、これに関しては各々のこれ、というキャラがいらっしゃるかと思います。そんな高く連なる峰に新しい委員長、いや、ちっこいんちょがエントリーだ! というのがこの漫画、『ちっこいんちょ』なのです!
ちっこいんちょとは一体どういうことだ!? というのを説明していきますと、と言うほど難しい話ではなく、委員長が、大変小さいのです! 人形レベルにちっこいのです! だからちっこいんちょ! はい説明終了! とさっくりと小さい事が当然として成り立っております。どうしてそうなった、というのはなんとなくはありますがだけど、詳しい事は語られません。元に戻る事がメインの漫画じゃねーから! という素直な顔立ちですらあります。
では、何をする漫画なのか、というと、単にちっこいんちょが委員長する漫画です。成績優秀で人当たりもよい、という委員長としてのポテンシャル及び実力は最大出力であり、皆に頼られるスーパー委員長、なのですが、しかし致命的なまでにちっこい! 猫とかに普通に連れ去られたり、スイーツを食べるのが登頂レベルだったり、黒板を消すのも一苦労だったりと、普通に生活するのすら厳しいというちっこいさ! それでも果敢に委員長をする、というのが、この漫画の在り様なのです。それゆえに、健気さ、可憐さが普通の委員長のそれよりもポイント倍点! 絵のいい具合の今様さも相まって、委員長が小さいだけでこんなに可愛いのか! と驚く事請け合いであります。というか自分は委員長が小さいだけでこんなにも可愛らしく、あるいは健気になるというのに目から鱗がボンガボンガ落ちました。委員長という古びれている意匠が、小さいだけでまるで息を吹き返したように、あるいは全くの新規な物のように感じるとは! タツジン!
さておき。
ちっこいんちょは頑張ります。獅子奮迅と言うやつです。ちっこいのに、それを感じさせるけど物ともしない素晴らしい働きぶり。でも、それがまた可愛いんですよ。小さいから、他の人よりより一生懸命なわけで、それが読者側にも周りにも伝わってくるのが素晴らしい。後、委員長の周りの人達も、基本的にいい人達なのも良い事です。委員長の苦労を少しでも減らそう、という行動を取るけど、ちょっと的外れ、というのもまた良くある形ですが、ちっこいがゆえの苦労となるとまた勝手が違ってくるのがいいですね。なんのかんのあるけど、皆委員長の事が、大好きなんだなあ、というのもまた良いものです。まあ、あれだけ健気な委員長を見て、悪い事を、と考える奴ぁ、ぶちのめされても仕方ないですからな!
とかなんとか。