電撃4コマvol'171徒然に感想

「ちいさい奥さま」

  • あーちゃんさん、PSVitaを買うの巻。ゲームで大消費、ゲーム機買いする時特有のテンションが流石になんとなくゲーム系4コマ誌に掲載されているだけの物はあります。そうそう、ちょっとした事、売ってないと思ったのが売ってるとかで、考えがぐらついちゃうんだよなあ。
      • ゲーム機を買う、というのはゲーマーには一大イベントでありますから、念密な計画を立てるもので、それをあーちゃんさんもきっちりやっていて、その面では好感を持ったり。自分の金だし、無駄遣いしても問題無いよね! というテンションになっていく辺りは、金と暇を手に入れた者のみが出来る特権のように感じましたよ。
    • 今回の件で度々に比較と言うか、似ているなあと思ってしまう『花のズボラ飯』から、大分離れて、やっとこ『ちいさい奥さま』らしさというのが見えてきたように思われます。最初の頃はあまりに似過ぎていて、流石にヤバイと思ったのか、それともこれが元からの予定だったのか。その辺はわかりませんが、持ち味出て来たと感じたり。
でんわー でんわー
 まだかなー でんわー
  だんな様とー でんわー
  • ラブラブですなあ……。

「ふーふ」

  • 今回の三つの出来事!
    • りんさんは一体何と戦っているのか
      • 初っ端からゲームの敵相手にガチガチとやるりんさん。しかしあまりにイラつくので、文句垂れまくり過ぎて台詞がおかしくなっていくのでありました。「やり直してもまた死ぬんでしょ? 私がわからないと思った?」って、大丈夫か、りんさん。
    • 集中!
      • 45分して15分休めば集中力的にいいよ! と言う事で45分勉強して15分ゲームするけど、全然集中力回復しない! というよくよく考えると無茶な事をする賀来さんなのでした。そりゃゲームに集中してたら意味無いですよね……。
    • 岡田さんは一体何と戦っているのか
      • 無課金で頑張ったんだよ!? 消費するつもりだからギャンブルと違うし! とか、イベントチケットをノリで買うんじゃねえよ! 欲しい人が買えないとかどうよ! とか、いちいち何かと戦っている感じの、岡田さんなのでした。この漫画で一番面倒なのは岡田さんですよね。オタの負の側面というか面倒な側面がきっちり出過ぎです。
いったん夜に出してしまったらもうそれは読者や視聴者やプレイヤーのものなの
 作者が本当はこうですって言っても作品からそれが感じ取れなかったら意味がないの
  • 京音さんも、意外と面倒ですよね……。冷静だけど、それが怖いですよね。

「enjoy! ネットぴーぷる」

  • \スカイリム!/ を、ケンジ君のてこ入れによってMOD入れでやる、ミカさんなのでした。たまにある特定ゲーム回ですね。
    • MOD楽しいんですよ! とするケンジ君が異常に面倒に見えましたね……。気持ちは分かるんだけど、好きに楽しむのもいいだろ……というか最近、こういう喧伝とかする役を一手に任されてるよなあ、ケンジ君。
      • とはいえ、ミカさんもちょっとした事でMODやる気になったので、わりといい事したとも言えますけども。ホタルの光でやりたい、ってミカさん意外と……。
        • 一方、マッキーはショタと聞いて即行動し始めてた。コワイ!

「toysoldiers」

  • 透弥の過去がちらりと出てきたり、草子さんが落ち込んだり、と、ちょっとシリアス回。皆で遊びにいくので、どうにかなるのかしらねえ。
    • 透弥の両親の話は、やっぱりそういう方向かー。親戚の家とかに居て、だから大学生になって家から出た、って流れでしょうかねえ。
    • 草子さんの様子に胡狼が寄り添ってくる、というのがなんか妙に良い物がありました。胡狼が、可愛い、だと……。ちょっと邪険にした後、ちゃんと謝る草子さんと、分かっているのか分かってないのかな胡狼もまたツボに。これが新ジャンル無垢じじい……。

ツクモケーション」

  • 伊瀬蔵沢組が茶室でお楽しみ(誤解を招く表現)している一方で、日奈ちゃん達は爺様からの伝言を文から聞く、と思ったら飯食いだした。伊瀬蔵沢組も食ってるし、なんか今回は物食う回ですよね。
    • 爺様は爺様で遠い所が特に婉曲表現ではなく、実際に遠い所で諜報活動していると分かって安心しました。婉曲表現だと八千代さんが大泣きしてないとおかしいと今気付きましたよ。ちょっと危険があったかも、で泣きそうだったしな、八千代さん。
    • 今回のポイントは爺様とりあえず大丈夫、日奈ちゃん携帯貰って嬉しいけどマニュアルー! 鎌地さんのお薬クッキング! 辺りでしょうか。爺様大丈夫は上記しましたので、後者二つを。
      • 日奈ちゃん、携帯貰えて、そこに既にアドレスがあるのを見て、表情は見えずとも嬉しさが滲み出ていて、やっぱりいい子やなー、とか思ったり。実際に奥床しいですよね、日奈ちゃん。主張が無いという言い方も出来ますが、ここは奥床しいですよ。
      • 鎌地さんのお薬は、当然カマイタチの薬ですが、まさか尻尾の毛をむしって作るとは。そして、イター、ってなって尻尾ペロペロする正体鎌地さんがカワイイでしたよ。やっぱり動物(妖怪だけど)の行動ってなんか可愛いよなー。人っぽい動作が入ると、親近感が半端ではない。
あたし、等身大のプリン食べるのが夢でさー
  • ちび夕梨さんのやっほい映像が可愛い過ぎてどうしようかと。このちび夕梨さんは貰っていきますが構いませんねッ!
    • しかし、夢が丁度いいくらいのファンタジー具合だなあ、夕梨さんの夢。妖怪なら体の大きさとか変えられないのかしら。状態異常「文」、とか言ってたから、やっぱり無理なんだろうけど。

「子供模様」

  • みんなの頼みを一身に受け、アオイさんがゲームを買いに行く! と言うだけの回でした。ちょっとお金持ち過ぎてテンションが上がってるアオイさんの姿はお笑いだったぜ。
    • 基本的にアオイさんがばたばたするだけの回でしたので、読み終わった後の感覚はなんか掴み所がなかったなー、というものでした。こういうのもたまにはありか、とは思うものの、この漫画基本的にそういう回ばっかりな気もする為、なるほど箸休めじゃねーの。とか思う事にしておきました。
      • 実際、『ツクモケーション』から『赤箱。』に至る道筋にあって、楽しい!の『ツクモケーション』から経由する事でフラットになって『赤箱。』のシリアス! を受け止められたんで、箸休めも重要ですよね。

「赤箱。」

  • 最終回! まとまり方としては綺麗に行ったなあ、とか思いました。昔こんな事があってねえ、という話をするローグらしき人物の語り口は、時間が過ぎたゆえのものだなあ、とも思ったり。
    • 英雄譚という程のものではないけど、こういう話もあるんだよ、って倉庫番に語る、ってなんか良かったなあと。たくさんあるだろうけど、でも数少ない伝えられる話となったんだなあ、とかなんとか。末路としてはちょっとかっこいいけど切ないものがあったので、そういう話としてあるというのは、悪くない結末なのかも。
      • しかし、やっぱりロストしちゃったのか、ファイター。考え付いた最上の策が一回失敗してアイエエエエ!ってなったけど、ロスト上等になって更にもう一段あったのが良かったなあ。ただロストするんじゃなくて、本当に良かった。でも、ファイターには生きていて欲しかったよ……。
        • しかし、最終回として綺麗にまとまったのは本当に良かったです。ちゃんとオチ付けれたのはね。後は単行本化すればいいんですが、まあ、ねえ……。

「ゲマママ」

  • お悩み相談室! 他人の家で、今開設! ラビ、それは突然に……。と言いたくなるくらい大体突発行動をするラビなのでした。
    • とはいえ、意外とちゃんとお悩み相談室として機能していたりするから侮れません。なんのかんのでちゃんとする時はするよな、ラビ。大体おふざけてるから気付かないけど、バイトもする事はちゃんとしてたしなあ。案外出来る奴なのかもしれない。見えないし思えないんだけど。
    • 亜咲さんの悩みって悩みと言うか欲求だよね、とか思ったのは内緒だ。あれはあれで発散されてたけど、発散って段階で悩みとはちょっと違うというかなんというか。野獣のような人だ。
三つ編みと眼鏡なら大丈夫だぞ
  • ラビ先生! 俺はツインテ眼鏡も良かったと思います! 過剰? いいじゃん、盛り盛りでさ!
    • 地味キャラの、えーと、名前なんだっけさんの改造計画としては、いっそ目立つツインテ眼鏡はありだと思ったりもするんですよ。三つ編み眼鏡では、ちょっと地味過ぎると思うんですよ。ここはバーンとイメチェンをですねえ!

「我が王に願う」

  • るうが霊気を感じると言う事で『サモンナイト5』に向けて色々探す、るうなのでした。ノリ的に異世界物である風をしながら、結局ゲームに収れんする辺りがこの漫画の業を感じさせます。
    • るうが感じた霊気というのは、庭の家庭菜園に埋まっていた謎の人物からの物だったんだろうなあ、と思いつつ、何故いきなり庭に埋まっているのか全く理解出来なくて困りました。下から生えてきたのか? というか、つららさんとこの人の弟とかなのかしら、彼は。
      • 姉の方はゲームのレベル上げとBLに執心、という完全にゲームに染まってしまっておられる……。るうといい姉といい、そしてちょっと違うけど『我が姫君に捧ぐ』のキャラといい、ゲームには向こうの世界の人をとりこにする何かがあり過ぎです。まあ、こっちの人である我々もとりこになってるし、そりゃそういうものなのかもしらんが。
ゲームキャラと違い攻略するメリットがない悲劇
  • 彬さん! そこで面倒だから適当に甘やかすという事するから、センシティブ澪が女性に対してセンシティブなままなんだよ! ちゃんと諌めてあげないと! 叩き直さないと!
    • とはいえ、センシティブ澪の周りの女性でまともなのが彬さんだけ、という段階でセンシティブなのもしょうがない気もしますが。その彬さんもどちらかというと変な部類だし、つららさんとかはそのセンシティブを大加速させる部類だし、そのつららさんが沈黙するような人なあっちの国の女の人もいるし。

入選作

  • 1つめ。開幕からゲーム出来ない! というなんとなくゲーム系4コマにとっては致命的な致命傷から始まる異色作。入選作は異色作が多いですけども。「土下座しても無駄だ」と言い切る弟君、強い。
  • 2つめ。ゲームが現実になったら、で落ち物パズルは結構危険であるというのは白眉。ポップンとか音ゲーも危険ですね、その流れで行くと。最終的に夏休み世界で落ち着いた辺りも良かったですね。ずっと夏休みって夢のような時間だし。暑いけど。

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