今月のまんがタイムきららチェックポイント(2013年11月号)

先に総評

 今月の最大のトピックは、当然茶菓山しん太『チェリーブロッサム!』の帰還ですよいやっほう! 話の時期が思いっきりずれこんでしまいましたが、元からリアルタイムとは同じ進みをしてた訳でもなかったし、いいか。とにかく帰ってきてくれたんだし! 内容もまだ夏+大倉山先輩のお兄様の嫁がSッ気高くて麗しいという素晴らしさでいやっほう! でありましたし、大倉山先輩もなにやら大咲に腹に一物おありのご様子状態で、何故大咲はこうもラブの中心にいるのかおごご……、となったりでとにかく復活嬉しいなあ! と調子に乗りたくなりますが、来月はまた無いのでテンションを上げ過ぎると、今の自分のように高く上げられた後に梯子外された顔になるので注意が必要です。そしてこの諦念……。でも、帰って来てくれただけでも、満足しないといけません。色んな所で戻ってこない人はいるんですから。『天然あるみにゅーむ!』……『純粋欲求系リビどる』……うっ、頭が……。
 頭痛はさておき。
 全体的にバランスも高くまとまっている誌面であり、月一の楽しみとしては大変嬉しい出来栄えのきらら本誌ですが、『あっちこっち』と『ステルス×メイツ』の不安定連載っぷりはどうにかなりませんかねー! という気持ちになってしまいます。いなくてもそれ程でもない、と言う今の誌面の安定っぷりは嬉しいんですが、やっぱりオールメンバーで安定している姿が見たいですよ……。『ふぉりぼら』もいなくなってしまったし……。

個別チェック三連弾

  • 湖西晶『〆切ごはん』
    • カップ焼きそば回。この漫画というのがどこに向かうのか分かりませんが、『孤独のグルメ』や『めしばな刑事タチバナ』と同じタイプのスタンドになっていくつもりなのでしょうか。所謂萌え4コマでそこのルートを開拓する、という湖西せんせの意欲は大変強いと感じる位、今回も漫画で出来るメシテロでした。内容面に対する感想としては、カップ焼きそばは本当にあのソースの匂いが全てですよね……。というのでしょうか。食ってるとどんどんと飽きてきますが、そこをどう工夫するか、を見せられておおー、と。そして美味そうであるなあと。そしてカロリーやばいなと。ご飯に卵までつけたら、食いすぎじゃないですかね……。
  • 筋肉☆太郎『スマイル・スタイル』
    • うわー! 百合ちゃんさんが、女性に興味をー! という事でなんだか女の子が気になり始めた百合ちゃんさんなのでしたという悪夢的展開の回でした。そこは最後の一葉やろー! というこの漫画の根底を覆しかねない事態でしたが、そのせいでとうとう百合ちゃんさんが皆私の嫁だ発言をしてしまい、もう、この漫画がどうなっていくのかが分からなかったけどもっと分からなくなりました。そこに手をつけたら、戦争だろうが……っっ! と思ったら、寮長が最後に画策していたのが分かり、成る程、これならなんとかなるなあ、と納得しつつ、でもこのままだったらと恐怖も感じました。後、先生の昔の話で覚醒した時の顔がやばいすぎました。人間、落ちる時は一瞬やな……。
  • ちび丸『プレフレ』
    • おこたに入ってだらだら、だけで一回保たせたー! という事で、特に何がある訳でも無く、ただ部屋でだらだらしただけの回でしたが、女の子がだらだらするだけで回を保たせる、という『かみちゅ!』並のやり口であり、それが出来るというのは上手さであるのだなあ、と勝手に思ってみたり。先生の真似をぶっこんで知らないから良く分からない! なのも合わせて中々の出来栄えではなかったかと。

今月のワンワード

  • 『箱入りドロップス』より。

…相ノ木に好きになってもらえるヤツは結構幸せかもね
 なんてね

  • 「王大人死亡確認!」「相ノ木ー!」
    • ってくらいに相ノ木が不憫です。今回の展開で、今まで「えッ?マジなの?」と思わされてはいた萌さんへの気持ちがしっかり確定させられましたが、それに対して萌さんは上記台詞ですよ。そりゃ、モーション掛けてないし、秘めた思いだから当然なんですが、でも好きな人にこの台詞を言われた日にはねえ……。相ノ木……相ノ木……!