魔法少女まどか☆マギカ 4コマアンソロジーコミック (4) (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: 原案:Magica Quartet,漫画:アンソロジー(Koi他)
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2013/10/26
- メディア: コミック
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大体の内容? アンソロジーですよ!
3巻目はスルーした私が今回買ったのは勿論、見たい作家さんがいたからであり、前置きは吹っ飛ばしてそれについて書きましょう。
鈴城芹『先生は教えてくれない事』
全体的に鈴城芹せんせの眼鏡先生描きたいんだよお! がオーバフローしつつ、しかしじっくり読ませる内容という、ある意味悪魔合体でもしたのかこれ。と言えてしまう、仕上がりでありました。というか魔法少女の面々は出るけど本当に瑣末で、今回はほぼ先生がメインというか主役であり、魔法少女の面々は完全に添え物という扱いにも程がある様態。そして後半は特にギャグ調で落とすという事をせず、じっくり鈴城芹せんせの『魔法少女まどか☆マギカ』解釈が詰まった話になっていき、ずっと鈴城芹せんせを追ってた俺も驚く程のガチ内容で締める方向に持っていかれるから困ります。このアンソロ4巻は全体的に軽めで愉快愉快な話が多いんですが、それゆえに一滴、他とは違う水が混ざっている感じであります。ほんの、なので大勢に影響はないけど、響く人にはずんと来る物があるかと思います。いやあ、やるなあ。
はんざわかおり『はじめよう!キュウべえゼミ』
題名から分かるように進○ゼミネタ、というだけでこの漫画の正気がやばいのは見え見えなのですが、実内容もキュウべえが進○ゼミの広告を見て、これだ! ってなるというお前それ「これだ!」じゃねえから! という導入から、進○ゼミの良くある内容、これだけで!? とか今ならこれが! とかを必要な所に傍線で強調とかを駆使してまどかに契約をぶっこんで来るのですが、最終的にほむほむが家庭教師になるという形で幕を閉じていくという、ほむほむ得でありました。ほむほむ、たまにいいとこ持ってくなあ。皆に愛されてるからニコニコにおける某ジュピターばりに仕事場選べなくてしょうがないんだけど、たまにいい目に会えて良かったね、って思うですよ。
浪咲ゆか『杏子ちゃんも1日見滝原中学生』
杏子が見滝原に! というので小騒動が巻き起こる、というわりあい思いついても中々いいのが、どうやって入るんだよでストッパーが掛かって出来ないだろう内容を、こういうのでどう? と軽く乗り越えてきっちりと仕上げた逸品。杏子もロンゲなんやな、というのでほむほむと一緒にロンゲ大盤振る舞いでありまして、色々な表情を見せるロンゲに、ロンゲが基本的に好きですな私には俺得でありました。後、叛逆の方と地味にネタ被りめいているのが、発売時期を考えると奇跡ってあるなあ、とも思わされます。実際、映画見て噴いただろうなあ……。
北斗『ふれ愛☆キュウべえカフェ』
次のキュウべえの作戦は、キュウべえカフェだ! というこれも正気にては大業ならずな発想。とはいえ、普通に見る限りはキュウべえの見た目はここ最近ではずば抜けた癒し系マスコットであり、その節々の行動は、その実情を知らなければ猫を基調としているだけに相当可愛いの部類に入るので、ほむほむ篭絡作戦の一環で始めたこのカフェも、妙に上手く行きそうでちょっと怖いです。ママさんもノリノリだし。ほむほむも最初は抵抗していましたが、最終的には篭絡されたんだから、こういうカフェというのは確かにありだなー、とか思うだけの物はありました。食い物にキュウべえ入れるのだけは止めてくれればいいんだけど。