ご注文はうさぎですか? (1) (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: Koi
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/02/27
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ご注文はうさぎですか? (2) (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: Koi
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ご注文はうさぎですか? (3) (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: Koi
- 出版社/メーカー: 芳文社
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大体の内容「こんな可愛い喫茶店はいかがですか?」。まんがタイムきらら、という言葉から想像する漫画に今最も沿う、個性的でほんのりおかしいけどとても可愛い漫画、それが『ご注文はうさぎですか?』(以下ごちうさ)なのです。
この漫画は丁度この文章を書いてる辺りでアニメ化! しているある意味旬な漫画な訳ですが、その実態はどうか、というと先に書いたとおり、きららという雑誌群の持つイメージにしっかり沿う、ザ・きららという雰囲気の漫画であります。そのちょっと変な所はあるけどそれは個性的で済ませる娘さん達が可愛い、という部分はまさしく王道といえる道を歩いている漫画なのです。この漫画がきららMAX誌において去年アニメ化した『きんいろモザイク』とTWO突風であるのも、そういう意味では全くおかしくない、という段階できららの中でも大変レベルの高い漫画です。とはいえ件の『きんいろモザイク』が可愛いし個性的なんだけどこの娘さんちょっとおかし過ぎやしませんかねえ! というある意味で尖ってたのに対して、こちらはちょっとおかしいけど可愛いなあ、程度。そういう意味では安心して見やすい漫画であります。
この漫画の舞台というのは、喫茶店。そこで働くココア、リゼ、チノの三人娘を軸に、甘味処の千夜と違う喫茶店のシャロも交えてきゃいきゃいとするのがこの漫画。ここで特徴的なんが、三人娘は学校や学年が違う、という事。学校のくくりで登場するキャラ、チノの友達とかもいますが、基本はそこではなく喫茶店での関係、というのが個人的にはちょっといいなあ、と。職場物にも似た雰囲気がありますが、その側面はあんまり強くないのではありますけれど、とはいえ、出自含め色々と趣きを異にする人達が一か所に、という部分と、違うけれどもの繋がり、というのは大変良いものであるなあ、という風に思ってもみたり。学校と言うくくりではなくても個性的な子たちが集まる事は出来るのだな、とも。いまだに学校と部活というくくりが多い中で、そこを重点しないというのは、流石にMAX誌TWO突風であります。
さておき。
キャラクターの話に突入しますが、まず第一にどの女の子もみんなチャーミングですヨネ。(本国流法)というのがあまり冗談ではなく、本当にメインの5人はたいへん可愛いのです。
ココアさん。メインパーソナリティだがたぶんこの漫画で一番タガが外れてる。ふわふわ系という便利な言葉が、我々の切り札。パン作りに並々ならない自信と自負があり実際美味いらしい。
リゼさん。謎の軍人気質が偶に出るが、基本はちょっと堅めな女の子。周りがボケやすいのでつっこみ役にもなるが、リゼさんも軍人気質ボケをしたりする。そしてそうすると大体周りがはてな?ってなる不思議な空気が。そこにつっこむ人がいないのである。
チノさん。基本的にボケやすいココアさんに対して色々と反応する場合が多い気がする。喫茶店の看板娘であり、クール系に見えて年相応な部分もあり、年相応に友達ともちゃんと付き合えている。ある意味この漫画の良心。頭に乗せてるティッピーもトレードマーク。どうでもいいがこの画像可愛いですヨネ。
千夜さん。和装美人だが、偶にでかいボケも出す。甘味処の商品名を詩情豊かにし過ぎて一体何なのか分からなくするのが得意。シャロさんとは大の仲良し。でも、百合じゃないのよね。いじりも含めてなのよね。
シャロさん。ツンデレ気質だがあんまりツンが強くないというかデレ成分がすぐに出過ぎてる感があるものの、お嬢様っぽい雰囲気なのに貧乏、というのが目立つので、ツンデレがあんまり気にならない。千夜さんと大の仲良し。そしてリゼさんに憧れている。後、カフェインで酔うタイプ。
こんな感じ。皆ちょっとおかしいかな、と言う部分はあるけど、個性という言葉で大体片付けられて、且つ可愛いのであります。まあ、ココアさんは偶に大丈夫かなあ、って思いますが、それでも可愛いの範疇であります。あるんですったら! とにかくキャラクター面から見ても、きらら標準、今の基本値はこの辺りである、というのが分かるかと。それが高いレベルでまとまっているがゆえの、きららMAXでのTWO突風なのです。
このようなちょっと変な感じでも可愛い重点。それがごちうさの魅力なのです。