『まんがタイムきららミラク』2014年6月号 感想

今号の巻頭漫画感想

タチ『桜Trick

 順調のように見える春香さんと優さんの間に美月さんが再来! どうなる!? というので周り(主に理奈さん)がやきもきする回となりましたが、色んな所で細かく理奈さんのやきもきと、それに対して理解出来てないゆずさん、そしてなんでそんな事がバイト先で! な、しずくさんを見ていく回でありました。理奈さんのやきもきは結局無駄でしたが、その内容は美月さんに春香さんとスミスミ会長のただならぬ関係がばれて、というかスミスミ会長がばらしたくさいというので結構状況がひっ迫してまいりました。優さんにもバレそうだったりしますが、それでも春香さんは優さんにメロってる感じなので、これは本当にどうなるのか。好きの意味合いが、春香さんと優さんの間でずれが生じているのか、どうなのか。その辺が鍵になるようであります。そっちが気になってしずくさんの今後への考えとか、思った事一気に吹っ飛んだですよ。ホントも―。ホントも―。

個別チェック三連撃

あfろ『シロクマと不明局』

 今日も不明局のお仕事、と思ったら、ちょっとした失敗で大事になり、そして煉獄で消える、と言う事の意味がすとりと落ちてくる回でありました。場面場面でコメディとしてきっちりしているものの、全体的にシリアスな回だったなあと。台本通りじゃないと起きる現象の不可思議さとか、その後の局長との会話とか、じっくりと見せてきて、大変面白かったです。そして煉獄において消える、というのと、それでも想いは消えないんじゃないか、というのが合わさっておりました。なんというか、良い余韻がありました。そしてチャイナのショーワさん可愛かったですね。可愛かったですね。可愛かったですね! 熊本さんのはちんちくりん感ありましたが、ショーワさんのは本当に良かったです。チャイナいいなあ。

はりかも『うらら迷路帖

 はりかもせんせの新連載! と言う事で第一回はキャラの顔見せと設定開陳という部分が強い回でしたが、それで十分見せられたので大変今後が楽しみな作品になっております。占いの街、という設定やキャラクター^の基本的なとことか、どれも楽しく見れました。これでどんな話になっていくんだろうか。そういう目で見れる漫画となっております。にしても、千矢のお腹たくしあげはエロスですな。下乳もおへそもお腹も素晴らしい。エロエロですね。エロエロですね! そりゃ警備隊の人も痴女言うし、実際あれは痴女としか言えません。野生児だから、お腹を見せる=降服の印って事なんでしょうけど。でも、そうだって誰が教えたのか。こんなエロスを教えたのか!

ぼるぴっか『青春過剰Sisters』

 桔梗さんが芹奈さんと挑む、テニス! と言う事で青春な展開。桔梗さんが案外スポーツが出来るんだ、というのと芹奈さんが案外スポーツ出来ないんだ、というのが同時に。芹奈さんは性格イケメンだからスポーツも万能そうなのになあ。いやまあ、桔梗さんのが意外でしたけど。性格ぼっちだから運動苦手そうなのになあ。しかし、ここぞでは桔梗さんの言葉を受けてきっちり決めて芹奈さんがイケメン度上げてかっこいいから困ります。流石の芹奈さんでありました。

今号の巻末漫画感想

よしだひでゆき『シロクロコミュニティ』

 体力測定! で明らかになるユーマの脅威の身体能力! というかウーマのせいですが。そこで調子に乗らず、なのはやはり『普通』を信奉するユーマらしいですが、でもやっぱりちょっとは調子乗る場面だよなあ。その辺の心境というのがどういういきさつで、というのはまだ明らかにされませんが、このままゲストのままだとたぶん分からないままなんだろうなあ、とか。それはそれで一期一会のゲストらしいとも思えますが。でも、結構長くゲストしてるから、連載格上げにならないかしらね、この漫画。未与さん回とかぐっときたんだけどなあ。なって色々と開陳してほしいなあ。

一応の総評

 今回の目玉は当然、はりかも『うらら迷路帖』。思った以上にいい感じの出だしで、引き出しの多さというのも同時に感じる出来栄えでした。これからどういう物語が紡がれていくのか、非常に楽しみであり、またきららミラクの色が新たになったなあ、という印象も。はりかもせんせがいると色味が一気に変わってくるよなあ。他で色味としてはゲストながらクマノイ『リメインズ・JC』が同作者のゲスト作『制服デイズ』とはまた違った色を出していて面白いなあ、と。崩壊後の世界系統の漫画ですが、中々に牧歌的というか、悲壮感があるようでないようで、というのが個人的に良いものでありました。これも連載にならないかなあ。これもまたミラクらしい、って言える漫画だから、なって欲しいなー。とかなんとか。

今月の掲載順変動

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