石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第2回(2014年7月号)

承前

 石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛なので、この機会にその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、そして台詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:19コマ(61コマ中)
    • 今回も運動モンスターっぷりをみせつけるいちこちゃん。パン食いながら道の角に到達して体当たりした相手にビクトリー! というこの段階で既に感じられるあれな思想で走り出しますが、その前に「どすこーい! どすこい!!」とつっぱりしてたコマは可愛いのは可愛いんですが言い知れぬ不安を感じさせる妙なインパクト、そして勢いがあり、やっぱりこの子は運動モンスターなんだな、という認識を新たにしました。こいつ、やばい!
  • 今回の台詞

Garaxy~
 Rolling attack!!

  • この台詞のある1本の躍動感は凄いんですが、やってる事が白線踏みの途切れたとこから大回転移動! なので躍動感の無駄遣い過ぎます。でもとても躍動感があるんですよ。なんだろう、これ。

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:23コマ(61コマ中)
    • 今回は学校への登校がメインな話ですが、その中でマナーの悪い奴にんー!許るさーん!で毒舌を心中で吐くふたばちゃんはいい子と言えばいいんですが、報復行動に出る所がコワイ! たばこをポイ捨てする男の後ろポケットにたばこをINするとか、ちょっと所ではなくコワイです。それも台詞からして何度もやってるようなのが。子供ゆえの、というにはやり過ぎ感が漂っております。こいつ、やばい!
  • 今回のセリフ

ヤジマアアアアアアアア!!!

  • ふたばちゃんのみゆちゃんに対する感情って何なんでしょうか。矢島君に対するこの怒り具合。百合ですか。小学生なのに百合ですか。まだそういうのじゃないかも知らんが、その萌芽か。

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:28コマ(61コマ中)
    • みゆちゃんは本当に小学生だなー、というメンタリティで可愛いですが、今回も財布拾ったけどまごまご癖が出たり、そのおかげで矢島君と接点出来たり、とでメインキャラらしい扱いであります。一番見てて安心出来るけどハラハラするなー。絶妙の小学生感。
  • 今回のセリフ

好き!!

  • このちょっとした事で好き!!ってなる短絡思考は小学生というかみゆちゃん感満載であります。