- 作者: 榛名まお
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2014/04/26
- メディア: コミック
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大体の内容「さよなら、私の友達」。臣美ちゃんの他にやってきたアガラト星人未知琉ちゃんによって、何かが巻き起こされるのか! と思ったけどなんか未知琉ちゃんがお菓子で餌付けされ状態になって特にこれと言って変化は大きくなかった、と思った矢先に……。それが『こずみっしょん!』2巻なのです。
この巻にてこの漫画は終了されますが、終了への道は後半でガツガツと攻め込まれるので、中盤、未知琉ちゃんが出てくる辺りも含めて、ゆるゆるとした話が続いていきます。その過程で鈴子さんは臣美ちゃんハァハァだし、黒瀬さんは樺山さんの危ない場面を予め封じて回ったりだしで、案外大変でした。そういう中に部室の壁の染みと言う名の地縛霊顕現回とか、ユラが巨大化回とかが挟まり、これでなんで樺山さんは気づかないかなあ。という風にも。そういう意味では黒瀬さんの予防はしっかりしているという事なんでしょうけど、でも、あれは流石におかしい! 不思議! ってなるんじゃねえだろうか。樺山さんの頭の中マジ意味不明。
そういう樺山さんを、力強くつっこみいれながらも何はなくとも助ける黒瀬さんはやっぱりいい人だよなあ。ちょっと樺山さんが世界の裏というか、見てはいけない物を見てしまうタイプだから、というのもあるんだろうけど、それでも結構甲斐甲斐しい所があるよなあ。腐れ縁というだけではない、何かがあるような。この漫画読んでると縁が全部百合に見えるけど。
さておき。
後半からこの漫画が閉じていく為のフリがどんどん出てきて、そこであなたの記憶を消す、という臣美ちゃんに忘れません! って言う鈴子さんが健気でありまして、その後の記憶はなかったけど書いてたノートで臣美ちゃんの記憶を思い出して、のシーンは素直にいいシーンでありました。あれだけ邪な気持ちも持ってたのにね……。
そして資源星として食いつぶすか否かとか言い出してどうなってしまうのかと割とハラハラしてましたが、最終的には未知琉ちゃんのお菓子餌付けがいい方向に作用してしまっていて、え、なにこのざるな二重チェック!? ってなりました。完全に調査員の人選ミスだと思いましたが、それで地球は保護される形になったので、奏功したというべきでしょう。そして、また会えるかも、という流れになって、漫画が終了しますが、描き下ろしがすぐにあって、まあどうなったかは見ていただきたい。良かった良かったって思えるですのよ。
とかなんとか。