石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第7回(2014年12月号)

承前

 石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛なので、この機会にその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、そして台詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:0コマ(61コマ中)
    • 図書館での話なので全く出番がないどころか一コマすら出ていない! バカ! ウカツ! これでどうキャラ感想をつづればいいのか! と思いましたが、図書館に出てきたらもう生息範囲が広範過ぎて逆にこの漫画やばいなと思ったりしました。運動モンスターが知識面まで無双しだしたら他のキャラの立場無くなっちゃう! これはこれで当然の処置ですよ。
  • 今回の台詞
    • 0コマだから台詞なんてないよ! バカ! ウカツ!

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:6コマ(61コマ中)
    • いちこちゃんは運動モンスターなのでやるかたないんですが(誤用)、その辺大丈夫そうなふたばちゃんもメインではない! 完全なスーパーサブ! というこの事態よ。ポイントポイントでいい仕事はしてましたけど、基本的にアクセントの域を超えない出番でした。相変わらずみゆちゃんに対して百合い気持ちを持っているから、よからぬ虫は排除! の前に実地で調べておこうとするふたばちゃんの姿勢は社会人になった我々でも見習いたい所です。最後のフォローも効いてました。
  • 今回のセリフ

別によくない

  • ですよねー!

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:51コマ(61コマ中)
    • 今回のメインは、断然みゆちゃんです。登場コマ数が全体の8割にも及んでいる段階でメインです。そのみゆちゃんですが、相変わらずちょろい感じであの人好きー、ってなってどんどん知っていったら……。という展開であります。ドンマイ! と笑顔でサムズアップ! してしまうくらい相手があれでありましたが。地味に三角関係になるかも!? とかドキドキしてたのが相まって、最後のコマに流れ込んでいく様、その無様さが素晴らしく素晴らしい。なんかこの子は将来に渡ってこういう恋をしていくような、そんな確信を持てる様でありました。
  • 今回のセリフ

あーーーあーーーーあーーーーあーーーー!

  • ふふ、失恋というには全く異なるベクトルの経験且つどう考えても恥ずかしい妄想していた己の事を省みるが合わさってのこのあーーー!は至高の台詞ですな。勘違い可愛いという次元をちょっと超えちゃってる展開していたから、悶えるしか術がないのも相まっておりますよ。