今月のまんがタイムきららチェックポイント(2015年1月号)

先に総評

 今月号は、休載が無い! 上に新連載も二つ! という事でちょっと前までのゲスト攻勢が嘘のように堅実な誌面となっております。その分、これといって! というのが多くないのもまた事実。というか、異識『あっちこっち』ときゆづきさとこ棺担ぎのクロ』が同時に載るってどれくらいぶりなのかというね。休載が多い二作ですが、でも、どっちもあるとやっぱり誌面が締まるなあ、という風に思えるので、今後も安定してくれたらなあ、とか思うのでありました。
 新連載はゲスト上がりの花咲まにお『コミュ障アイドルれいかちゃん』と前作が連載してたと思ったらいきなり終わったフライせんせの新作『千眼探偵レイコの犯人録』の二つ。個人的な思いではフライせんせのリベンジ作は頑張ってほしいです。とKONAMI感を。どちらもまだもうちょっと見ないと分からないかな、という印象であるのはマイナス面ですが、それをプラスに変えて欲しい所です。

個別チェック三連弾

  • 茶菓山しん太『チェリーブロッサム!』
    • とうとう大倉山先輩がイコール大岡先輩だと言う事がつばきさんに知られて、という展開でしたが、そういう大ショックがあっても逃げを打ってしまうつばきさん。しかし、逃げた先で出会ったお面仮面というか三葉さんに駄目だしをくらい、自分からちゃんと告白するっす! となるのでした。三葉さん、どうしてあんな所でお面被ってうろうろしてたのか、という方が気になるんですが、でも次回は結構重要な回となりそうです。この漫画の収束点が、そろそろ見えるのか、それともしばらくこのままなのか、という辺りのジャッジがきっちり決まりそう。
  • ねこうめ『こはる日和』
    • おっぱいを気にする女の子って、素敵やん……。それが黒ロン眼鏡だったら倍率倍点! 更にお姉ちゃん子でお姉ちゃんのおっぱいが何故自分に、と思っちゃうとかもう素晴らしいの完全論破! というかこの漫画ちょいちょいそういう性的な部分がありますヨネ……。今回だとふともものむっちりとすらり、を描き分けてるとことか、非常ににじみ出るエロス分が強かったです。ええぞええぞ!
  • 華々つぼみ『コドクの中のワタシ』
    • 今回は予想外の小柴先生回でしたが、いい話でしたね……。小柴先生とあんこさんの絆が、思った以上に深い所からある、母との絆も含まれているというのが提示されて、なんだかとっても、ありがてえじゃねえか……。と感動するものがありました。次の日での皆のにやにやもしょうがない。そりゃ、あれだけのを見せられたのに次の日ではいつもと変わらない、ように見えるとかなら、そりゃにやにやしますよ。小柴先生のめったに見せない一面見れた、本当にいい回でした。

今月のワンワード

  • 阿部かなり『サンタクロース・オフ!』

ガビンチョス

  • 台詞ではなく擬音です。なんか妙に印象に残ったので挙げてみました。なんだろう、この古風とも新風ともとれる妙なアトモスフィアは。というか、こういう擬音って萌え4コマっぽくないようであるようで、ですヨネ。