感想 サンカクヘッド 『干物妹! うまるちゃん』4巻

 大体の内容「橘さん! 何故そんなに出番があるんです!」。と言う事で、今までチョイ役だった橘シルフィンフォードさんが妙に出番があるのが、『干物妹! うまるちゃん』4巻なのです。
 基本的にうまるちゃんの友達は皆チャーミングですヨネ。な訳であり、今回も半ば海老名ちゃん主体の回とかでは海老名ちゃんがとても可愛かったですし、キリエちゃん主体というか兄である梵場と遭遇するのに気づかれないという回もその裏にある話がちょっと切なかったりしますし、うまるちゃんは当然干物妹状態でも通常状態でもUMR状態でも一々可愛いんが、それよりもやっぱり橘シルフィンフォードさんですよ。前々からこの子実際ゆける! という謎の確信がありましたが、この巻の大フィーバーでその事が周知となったかと思います。橘さん本当に可愛いんじゃー! UMR状態のうまるちゃんと携帯持ってないから連絡とれないな、という流れから、一番くじの景品のスケジュール帳とシールで会う日を決めれますわね! という所の笑顔とか本当に可愛いんじゃー! 何この素直な子。いい意味でも悪い意味でも裏表がないのが、やっぱりいいんですよ。どこでも全力だけど、どこまでも間が抜けている感もあるけれど、だからこそいい子だなあ、と思える。そういう子なんですよ、橘シルフィンフォードさんは!
 その橘シルフィンフォードさんの、兄なのでは? というのがタイヘイ兄の後輩のアレックスさん。まだ疑惑の段階ながら、それまでに何回かそれっぽい描写が挿入されており、でもまだ確定ではなく疑惑であるんですが、でも橘シルフィンフォードさんが妙に且つ変に知識が偏ってる部分があったりするのは、アレックスさんのオタ趣味が影響しているのでは? とか、橘シルフィンフォードさんの目のあれがアレックスさんのそれと似ている、というので、兄妹なのかというのが今回の巻最後の回で更に匂わされます。この辺どう処理してくるのか、と思っていたら、アレックスさんがうまるちゃん接触した、と誰かに連絡してる所でこの巻フィニッシュ! えー、どういう? うまるちゃんって特に特殊能力とか財産があるとかそういうの無いと思うんだけど、では何故に報告を? 報告だからやっぱり身分差とかありそうだけど、うーむ、全く読めない物ぶっこまれたなあ。ここはわりと単純ながら橘シルフィンフォードさん絡み、なのかしら。そっちならなんとなく読めそうな気配はあるけども。
 話がそれましたがさておき。
 今回はうまるちゃんに対して色々あります。まず先に書いたアレックスさんの件もそうですし、橘シルフィンフォードさんが仲良くなっている件もそうですが、今回はキリエちゃんに自分の、つまりこまるとうまるが同一人物であるというのを明かそうとする回がありました。よくよく考えると、うまるとこまるを両方見ているのってキリエちゃんだけなんですヨネ。橘シルフィンフォードさんはUMRとうまるちゃんを見ていますが、身長からして変わるのはキリエちゃんだけが見ているけど、同一人物と思ってないって意外と変な状態だったんだよなあ。その辺がどうにかなっていく端緒なのか、このまま流れていくのか。全然関係ないかもしれない所に引っかかってしまうのでありました。でも、そんなの気にしなくても女の子が皆チャーミングですから、何も問題が無いのです! 古い言葉ですが可愛いは『正義(ジャスティス)』は勝つッ! ですよ!
 とかなんとか。