鈴城芹『ホームメイドヒーローズ』3キャラ感想最終回仕様 第26回(2015年4月号)

説明

 この感想は、まんがタイムきららMAX連載の鈴城芹『ホームメイドヒーローズ』の、キャラ中心の感想でしたが、最終回なのでまとめ的に1キャラに絞って書いていきたいと思います。それは勿論麻凛ちゃんです。それでは行ってみましょう。

麻凛ちゃんについて

 今回の麻凛ちゃんは色々しておりましたが、その大きな所は二つ。ロボに搭乗したのと、レーラリンを言い負かした事です。一つずつ見ていきましょう。
 ロボ、烈人君がガワが出来てないむき出しのロボロボしたのが嫌! というので乗る事になりましたが、わりと簡素な行動しかできないので麻凛ちゃんでも問題なく動かせる、って攻撃と前進と後進しかない、って不退転戦鬼かお前。という代物。とはいえそれでも大きくなった相手とは十分に戦える! 相手も中身の空洞部大きいから上手く動かせないし! と言う事で押しくらまんじゅうする形に。ロボとは……巨大な敵とは……。と思ってしまうくらいにリアルでするとぐだぐだになるんだなあ、というのがハッキリとしており、現実的な所で戦隊ヒーローする事の大変さを思い知らされました。合体出来ただけで半端ではないんだけど、やっぱり限界があるか……。
 さておき、もう一つの麻凛ちゃんの行動であるレーラリン言い負かし。ここの正義の味方は正義では無くてもいい、という提示はほほう、とか思ったり。正義の味方は味方ではあるけれど正義だとは言っていない! というのは確かな盲点。確かに言ってない。だから確かに悪い奴でも問題は無い。成程なー。あるいは開き直りという感じもしますが、そういう覚悟がある、というのは確かに芯がぶれないようにもなっているのであるなあ、とか。対する悪側も、正義の側から悪が出る事もあるのだ! というので成程なー、と。そう言う意味では入れ子構造みたいになっているというか、単純じゃない、というのがしっかり提示されていたと感じました。そして最後の〆はやっぱりこの漫画が家族漫画だったんだ、というのをしっかり納得させてくれるものでした。だから最後にもう一つ、成程なー。内容的な部分でのまとめた感想は単行本が出た時に書こうかと思いますので、まあ今回もキャラ感想なのかどうなのかで終わりたいと思います。
ホームメイドヒーローズ3キャラ感想たまり場