『まんがタイムきららミラク』2015年9月号 感想

今号の巻頭漫画感想

春日歩城下町のダンデライオン

 プールで! 水着で! 茜さんの貧乳具合がはっきりとお! 明らかにぺったんこでしたね……。あんまり無いとされた花さんより無かったですね……。貧しい……。奏さんとかの具合を見ろよ……。同じ血筋かよ……。でもそれはそれで最高だろ? というのは前置きで、昔、茜さんが友達を助けられなかった、というのが微妙なトラウマとして刻まれており、それを吐露するのがメイン。でも、自分が酷い目に遭うのより、友達が酷い目に遭う、遭わせてしまうのが怖かったんでしょ? といわれ、ふっ切るのでありました。ヒーロー嗜好はこの辺からあったのか。そして、葵さんに能力暴走の兆しが? というので次回どうなるやら。暴走したら一番アカン、心理操作タイプのスキルが暴走ってマジでヤバイ。どうなっちゃうんだろう。

個別チェック三連撃

川井マコト幸腹グラフィティ

 プールで! 水着で! リョウさんのグッドバランスボディがはっきりとお! ……昔からあると思っていたが、高校に入って一気にあるようになったな、リョウさん。というのを、明さんが具体的に述べるシーンで感じたり。目線が女の人の着目の仕方だなー、という感じもあります。肌の感じを思うのは、男はあんまりないですからね。男は基本荒れるだけだし。
 それにしても、明さんと露子さんが初対面なのに酒を酌み交わすレベルで仲良くなっているのがもう。電話越しでいきなり打ち解けた二人でありますから、こうなるのは理の当然なのかもしれませんが。そしてそういうのを見て、いつか一緒にお酒飲めたらいいね、とする三人がグッド。一緒に酒飲めるって、良い事だよなあ。仲良い印めいて。

PAPA『ミソニノミコト』

 ボトルメール! というのでそれを送り返してみよう、という回ですが、基本的にそれ主体ながらもぐだぐだだったり。いい意味で日常系として正しい身のこなしだなー、とかなんとか。
 あれ、UFOだよね! というので虚舟の話が、神様じゃね? というので打ち砕かれて行く様はお笑いだったぜ。まあ、UFOより神様のが不思議な気がするし、非常に鷹揚で色々な様がある、というのが分かっただけいいんじゃね? とも。

ちろり『箱庭ひなたぼっこ』

 今回は蘭さんのむしぐるいが炸裂する回でした。採集の為の人足として同好会の面々を使う、それも帰ることが出来ないよう退路を断っての強制。流石の蘭さんです。それでこそむしぐるい。一応、オオクワガタを捕まえようとして危ないことになった陽向さんを助けたりもしましたが、それで割り引ける状況ではなかったかと。そりゃ橘先輩をして、ど朝からとか、もういいかなぁ、ってなるわ。

今号の巻末漫画感想

みやこ『ああいえば英雄』

 魔王と勇者のエトセトラ。地味に進展がありつつ、でもぐだぐだと。
 「変なスイッチ入ってる!」のシーンが無意味に楽しかったです。やってるとスイッチ入る人いますよね……。そして魔王側が滅ぼさない理由が出来るというので、このままだらだらするのかなあ、というのを見せてきます。このままだらだらしても益なさそうなんだけどもなあ。まあ、そこをくねくねするんでしょうが。それでどこまでいけるのか、見せていただきたい。←上から目線

一応の総評

 今月号の特徴は二つ。ゲスト上がりの二作が連載化、そしてそと『ハルソラ行進曲』の最終回です。
 『ハルソラ行進曲』は非常に地味な連載であったかと思います。しかし、地味な連載ほど、誌面の下支えとしての効能を持っている場合が多く、この漫画もその類でありました。地味なベースの音が、地味でも必要なように、この漫画も読後感に影響を与えていたかなあ、と思ったりもします。バーン! と力強く大きな音ではないからこその、ゆったりと楽しめる空気。そういうものの発信源であったなあ、と。ゲスト上がり二作はどちらも刺激強めな風なので、これで誌面がどういう活性化するのか、それは楽しみですが、バランス崩れないかなあ、とも思ったりします。まあ、杞憂でしょうが。
 とかなんとか。