感想 クール教信者 『小森さんは断れない!』4巻


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小森さんは断れない! 4巻 (まんがタイムコミックス)

 大体の内容「祝! 中学卒業!!」。ということで高校受験から卒業式までやっていくのが、『小森さんは断れない』4巻の内容であります。表紙が祝! 卒業!! って感じだから最終巻かと思ったりしそうですが高校編へちゃんと続くみたいだから安心してください! 大丈夫だから!
 さておき。
 今回は進路問題に重点が置かれているので、その時期特有の緊張感が作中にみなぎっており、その中での一喜一憂がなんとも面映ゆいといいましょうか、当然のように自分のことを思い出したりして、あの時は、って語るおっさん状態になりそうでした。中でも推薦枠確実視されていた小森さんが病欠により推薦入試に出れなくなるというインシデントがあり、これ、どう転がっていくのー!? という困惑の巷にぶっ込まれます。しかし、そこは小森さん。西鳥さんが電話越しでこいつはやべえ、となっていたけど、大谷の何か言うなら聞くよ、というので、誰かに頼られてて、自分のことはいいの? という根岸姉の言葉に対しての覚悟完了を語ったりしていて、この子、かこいい! ってなりました。そこまでいくなら、コノママジャオワレナイワネ? イキナサイ! という発奮を促す言葉を投げかけてあげたいとすら思いましたよ。やると決めたなら、やらないとね! で、実際やっちゃうから小森さんは凄いですヨネ。有言実行は難しいからこそ成語として残っているのであり、それが出来る小森さんは素晴らしい子なのであります。オパーイも大きいしね!←やにわに関係ない
 さておき。
 今回の巻は先に書いたように高校受験から卒業までやりきって、その後の高校入学手前まで時間実はも描かれます。そこでの、皆で遊びに出掛けての、でもドッキリみたいな状態で大谷といちゃつけなくされた小森さん、いいです。嫉妬心は程良ければいいものよ喃……。って感じですよ。西鳥さんも根岸さんもたまさか大谷を寝取ろうという訳でもないので、その辺は大変安心して見られる嫉妬心発露でありました。もうちょっとくっつけ! ってやるこういう行為は優しさよ喃……。
 さておき、一方で変な仲になってた西鳥さんと山中君の話はなんか妙な展開に。山中君が志望校に落ちて、それを会話して告げられ、そして最後の会話に、ってこの二人の仲はどうなっちゃうのよ!? となりますが、実際の所、女友達みたいな存在という茶化すに茶化せない微妙な立ち位置だったようなので、本当にどうなるのこれ。このまま終わっちゃうの? それともまた何か波乱としてぶっこまれるの? 高校入学でデビューしちゃうのかしら、山中君。とすら思ってみたり。小森さんと大谷の仲もだけど、西鳥さんと山中君の仲も、どうなることやら。……根岸さんは浮いた話ねえなあ。
 とかなんとか。