電撃4コマvol'228徒然に感想

鈴城芹『CULB ゲーム倶楽部』

  • 満願! PS4! ということで歩さんがとうとうPS4を手になさりました。が、そもそもどういうゲームするの? という話になり、議会は空転します。
    • ゲーマーになるとジャンル名で「大体分かった」というもやし感を持つものですが、歩さんは結構ゲームはしているけど値段との応相談によるゲーム選びだったがゆえにそもそもジャンルの存在自体よく分かっていないという、ゲーマーからすると奇行種みたいな存在になってしまいました。それゆえに、今回はジャンルについての話に。
    • この辺、無知識ではないけど有知識というにははばかられるという大変面倒くさい立ち位置に歩さんがいるおかげで、自分も一から説明するのならどうするかなあ、という思考を出来たのが楽しかったり。ちょっと変な楽しみ方ですけれども。
      • で、その結果アクションに照準があったのは、歩さんの物語読めないよ、秋。な感じならいい方策かと。とにかく動かして面白い、がアクションの不文律ですし、その辺は馬があいそうです。
    • それにしても壱さんがどんどん走くんに胸キュンしててもう。おねショタ。なんと聞こえの良い言葉か―――。
      • その一方で工助が歩さんと仲良くしているのを嫉妬してるすうちゃん可愛い過ぎる。後、12年程したら、合法的な歳の差カップル誕生ですよ。それまで育まれるのか、この関係。すうちゃんが重い女になりそうで怖いな……。今でもすうちゃんってば工助とやたら近いというのに、年齢上がったらどうなるんだこの二人。
エアホッケーどんどんうまくなる…
  • アイエエエエ……、宝の持ち腐れ……。
    • とはいえ、ゲーム自体にはそれなりに腕を持つようになってきている、という情報ではあるので、歩さんがガチゲーマーになったらどこまでいくのか、というのはちょっと見てみたいですね。どっちかというと習熟させすれば対戦するゲーの方が向いてそうな気がします。元々対戦する競技してた訳ですし、今回の風の試練に耐えたりしてますし。元来の闘争心とかありそうです。

ゆとり『ちいさい奥さま』

  • 新生児が、望月家に、キター! ということで御退院。光ちゃんに対して皆が嬉しそうにしているのがまだ新生児の明るい面って感じです。こっから新生児の暗黒面に囚われてギスギスしだしたらやだなあ。←多分ならないから杞憂
    • 寛二さんの光ちゃん爆上げは今回も。これもまた、親バカでありまして、大変感じ感じ。新生児時の親バカは新生児時にしか出来ないですからね(意味不明)。これからどんどん育っていってどんどん新たな親バカが発動するんだろうなあ。
あーちゃんに合わせて
 ひーちゃん
  • そう言われるととても納得出来る愛称だよなあ。この場面の特に要らないようにみえて実はちゃんと必要な、というのが細かく効いている回であったかと思います。

大邑烏『シノビモノ』

  • 格ゲーの待ち時間に音ゲー。あると思います。最近は音ゲーの有効射程範囲は、スマホアプリという概念のおかげで相当広がっているので、ちょっとした所で音ゲーをする、というのはわりと多い現象です。
    • アケ音ゲーで1プレイ大体10分程度、スマホ音ゲーは一曲単位だから、多くても2分で終わる。この手頃さはもっと喧伝されるべきなんだよ! とキバヤシ断言してしまいたいです。
    • 音ゲーのスキルが格ゲーに応用できるか、というのはぶっちゃけ言いますと将棋の知識が麻雀に使えるか、というのと同義ですよ。使える物はゼロではないけど、かなり限定的だし麻雀なら麻雀を修練した方が確実に強くなれます。当然ですね?
    • しかし、この音ゲー回を小斉と江川にやらせる辺りが、音ゲーの話この回だけだからー! というのを有無を言わさず感じさせてくれます。音ゲーは格ゲー以上に漫画として描くのが難しいですからね。肝が製本に載らない、音ですし。
・・・まあ仕方ない、明日の勝利のための投資だ! 課金だ! やるぜ!
  • 人はこうして、沼にハマっていくのですよ……。よく考えなくても、『Deemo』は良心的だったんだなあ。(グルグル目)

倉糖良菓『ジュークエイド』

  • ユーリさんの母がきた! ダブルスの話でごちゃごちゃする中、ユーリ母さまは盟に、そしてユーリさんに一つの問いかけをする。その答えから導きだされた答えとは、ダブルスの解消であった。
    • この辺は描かれない中でどういう話があり、その上で盟がどう答えたのか、という流れですが、ユーリさんの答えと、今までの推移から逆算すれば、盟は相当ガチな答えをしたのは疑いようがありません。それに対して、ユーリさんはまだその心が分かっていない領域。確かに、このままいくと決壊点が生まれるのは必然では、と推察出来ます。そりゃ、ユーリさん、まだ恋心とかの段階に入門したてだからなあ。ここでぐい、っと一気に踏み込んでいくんだろうか。
      • でも、ユーリさんはその解答に到達するピース自体は持っているとは思うんですよ。今回での、女装無しの盟にドキドキしてしまって、とか、前の血をなめるという行動にいきなり出たりした、その原因のもやもやとしたとことか。だから、このまま終わらず、なんとかなって欲しいと思います。そうなると、この漫画終わりそうな気もしますが、そこを乗り越えてやって行ったら、また違う景色が見れるかしら。

北浜勇介『ゲ〜まん』

  • ヒロインとは……、悲しみとは……。という世紀末覇者顔をしてしまいたくなるここ最近の鏑木さんのヒロイン力低下具合。その位置はヤバいッ! その位置はダウトッ! というかどっかのエターナルキャッスルのルートッ! ということでどうにかならぬかとなった回です。結論から言うと付け焼刃でどうにかなるようならこんなことになってません。
    • しかし、鏑木さんのヒロイン力欠乏症は致命的な致命傷で、グッとくるポーズがサイドチェストだったり、ギャルゲーで付きまとって来る相手(女の子)に対して敵!? ってなったり、ハートをつかむ、で出てくるのがモーコンだったりで、もう駄目だこの子……。
      • 流石にギャルゲーやって最後の告白イベントを番長軍団と戦うイベントと勘違いする辺りは、どういう感情回路なんですか!? ってなりましたが、基本的に素養というか下地がないと、お決まりのイベントも違うように映る、というのはちょっと落麟。でも酷い。
なぜ目をそらす
  • 俺にだって、注視出来ない女子くらい、ある……。というキバヤシ断念をしたくなる女性陣に囲まれている、地井君なのでした。
    • そういや男1に女3の一種ハーレムのアトモスフィアもある状況だというのに、全く羨ましくないんだよなあ、地井君。むしろ大変そうなんだよな……。代わりたくないし、混ざりたくない。

野月楓『ゲマママ』

  • 特定ゲーム回。つまりナナドラ回だー! 一作目がDS、二作目たる前作がPSP、そして今度は3DS! 相変わらず電撃PSとは……となりますが、この漫画そう言う漫画なのでむしろよくやった! でかした! と牛股師範顔になります。うん、これこれ!
    • これを見てナナドラ面白そうだなあ、と思ってしまいます。自分の好みをキャラにどんどん仮託していくというのはある種着せ替え人形めいた快感原則があるように思われますが、それを使って戦うというのがまた。ある意味『アイカツ!』みたいなものですね。←違う
    • ラビのキャラクター捏造力は今回は特に強めに前に出てないですが、端々でこれがこうなってこう……とかやってるとことかの、微細ながらも微細な場面故に感じる高い熱量は流石の一言で、この歳になっても、まだラビからは学ばされるなあ、と思うのでした。『濃爆おたく先生』の「知識ではなく、愛を語れ!」は、けだし名言で、この漫画の良さというのもそこからくるものであるなあ、という風にも感じます。
強過ぎるからこのスキルは封印するか…
 ピンチだ! アースクエイク!
  • 瞬間で禁じ手破る辺りがツボであります。敵強いと、ある技全部使っちゃいますヨネ……。温存していたら余計にたくさん使える状態になるから使っちゃいますよ。

こもち『我が王に願う』

  • 今日もあっちの世界がらみが嫌なしがらみな、彬さんなのでした。その中でも一番厄タネは澪がセンシティブ澪に返り咲きそうな辺りですヨネ。また面倒くさい澪が帰ってきちゃった!
    • という冗談はさておき、偶にあった彬さんの夢に出る声、というのがあの教育実習生であり風真さんのお見合い候補のあの人のでは? というのが提示されて、ゆえに風真さん、なんか呪われてんじゃないの? と思うのは避けられません。
      • というか、これは風真さんに近づくためにその実習生さんが裏工作したと見る方がむしろ自然なのでは? とも。じゃないと本当に風真さん呪われてるよ!
      • どこの勢力が? というのは圃邑君が知らないから皇女一派でも、つららさんも知らないっぺれえから精霊族一派でも無さそう。いや、精霊族一派か? 風真さんがらみである姉のことをつららさんが全然やってないから、新たなのが送り込まれたとか。だからつららさんのスニーキングを無効にしてるとか。まあ、とにかくまだ情報が足りないですな。
    • 澪のセンシティブさが女性に対して、から彬さんにからむ男に対して、になっているのは色んな意味で今までのセンシティブとは趣を異にし過ぎでセンシティブ澪の今後が心配です。折角女性関係には一部を除きだけどマシになったというのに。変な所をこじらせている……。
なんか今見たことないような景色が見えたけどなんだろう
  • 彬さんも、なんかあるんだろうか。牡丹さんが鍛えようとするし臣下になろうとしているしで、何かしらの才能はあるんだろうなあ、とは思ってたけど、今回の夢の件もからんで実は一番重要な役回りなのか? と思うようになってきました。るうより、もしかしたら?

電撃4コマ大賞入選作

  • ツキだけの兄、実力の弟。つまり、兄より過ぎれた弟など、存在しねえ! というどこかのフルフェイス卑怯者の言葉が如何に正しくないかを証明する案件です。でも、いつか兄は手痛いしっぺ返し喰らいそうですけれども。

電撃4コマ感想

電撃PlayStation 2015年 12/10号 Vol.603