承前
まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
選ぶのは好きな作品。その定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。
カヅホ『キルミーベイベー』
相変わらずあぎりさんが絡むと危険度高めになりますが、今回は本当にぷかー、ってなってたので危険とかそういう次元じゃなく最終回ですか？ という感じでした。デッドエンドで最終回って萌え4コマのすることじゃないんですがねえ……。
さておき、今回の焦点となるほら穴を見つけてくるのがソーニャちゃん、というのが実は結構珍しいパターンであります。いつもやすなが何かするかやすなが何か持ってくるかやすながどこかに行くかのパターンなんですヨネ。もうやすなばかりには任せておけんわい！ というカヅホ先生の宣戦布告なのでしょうか。内容のどんどんドン詰まって最終的にデッドエンド、と言うのも合わせて、今後のキルミーの試金石となる回ではなかったか。そんな風に思いました。←思い違い
伊藤いづも『まちカドまぞく』
良子ちゃんが桃さんから借りたノートPC不調！ 壊した？ 壊した？ と桃さん家に良子ちゃんと一緒に行くシャミ子。そこで、桃さんが魔法少女であるというのがばれ、たのはいいんだけど、なんかシャミ子の軍勢の一人に！？ っていう亜空の反応になってしまうのでありました。この漫画の子は大体大概ですが、良子ちゃんまでその大概さを会得していたとは。
さておき、今回はシャミ子が桃さんの心を知るためにより近づかなければならない、というのが相応にはっきりとした回なわけですが、果たして桃さんにデレが来る日はあるのか。ちみりちみりとデレというか、心を開いている感はあるんですけども、それが昔の話になってくるのでしょうか。今回、嘘を吐かれるのは、親しい仲だとより辛い。という話もちらっと桃さんがしていたので、やはりちみりちみりとデレておるのかなあ、と。デレというタームでしか理解できない脳の限界を感じる回でもありましたよ。ええ。
もず『ばーどすとらいく！』
ばーどす、とうとう完結！ ということで最終回でしたが、きっちりと地球人とダジョン星人が手を取る形になった、と思ったら波乱要因がすっと出てきてピンチ！ からのクゥさんとクルさんの献身ですよ。そこから繋がる最後は、だから綺麗な形でありまして、この漫画が変な所はあったけどきちりと繋がるということが生み出した話として結実したのは、それは大変よいことであったと思います。二年弱とは長いような短いような時間でしたが、連載お疲れさまでした。と書いてこの項を閉じたいと思います。
