今月のまんがタイムきららチェックポイント(2016年10月号)

先に総評

 今回の号は、特に大きな値動きはなく、でした。しかし細かい所ですが、ゲストが大変良いものだった、と言えるでしょう。
 『ぽんこつヒーロー アイリーン』は掲載二回目からヒーローが段ボールハウス生活というアイエエエ……。な様態を晒しています。その後も特にヒーローらしいことはせず、ゴミ拾いして、あれ、ゲットだぜ! しつつラーメンと格闘(複数の意味で)したり、デザートをフーフーして粉飛ばしたりしてました。何なんだ、あんた……。そういうギャップの楽しさが、この漫画の良い所です。とはいえ、きらら本誌でもこういうの出来るんだなー、というのもまた、感じたり。クロがあるとはいえ、ファンタジックなタイプってそう多くなかった印象なのになあ。まあファンタジックとはまた違う雰囲気ですが。
 『おとめサキュバス』はエロイな! というのが第一声ですが、しかしエロさがあまり濃くなく、仄かなのがよいですね! と笑顔でサムズアップしたくなります。特にルナちゃんが平板(婉曲表現)だけどそれでも全然大丈夫と感じるくらいのマイクロビキニサキュバスコスが最高です。あれほど立派に着こなしていると、平板(婉曲表現)でも全然いいものだな、と思いました。内容? 女の子がいちゃこらしてればいいんだよ!←過激派
 『ペトラボ』も良かったですね。理想の二次元要素持ちを三次元に降臨! フゥーハハハ! というのに、そのホムンクルスは戦闘用思考で、というので作中で言われているようにギャップ萌えですよ。そこんとこが重要なファクターだ! ですからね。この辺の、可愛ければ強くなくてもいい、というのは、ある意味枯れた境地のような気もしますが、でも可愛い女の子は最高だろ!? と言われたら正解! ってなりますから、まあつまり可愛い女の子は正義なんですよ。
 ゲストに対するつれづれはさておき。
 今回の重要点はもう一つ『明日はアイドル れいかちゃん』が次回最終回を迎えるということでしょうか。話の方もまとめにはいっており、つつがなく次回で終了しそうですが、でも今回で結構大きな山を登ったので、果たして綺麗に終われるのかどうか。花咲にいおせんせの手腕が問われるところでしょう。
 とかなんとか。

個別チェック三連弾

  • 津留崎優『箱入りドロップス』
    • 告ったー! ということで、とうとう陽一が雫さんに告りました。以前にタイミングがあった時の方が、良かったのではないか。という展開ですけどね! 起点としてはそれ程悪い所でもなかったように思うのですが、不意に今のお祭りが終わった時のように、と雫さんが感じちゃったのが敗因ですね。いやまだ負けてないし負けとか関係ないけど、けども! しかし、こういう話が出てくるってことは、終わりも近いんだろうなあ、って思わされます。6巻終了くらいなのかなあ。もうちょっと読んでいたいけど、いつまでもずるずる、も良くはないか。そんなことを思いました。
  • ひみつ『担当編集ボツ子さん』
    • 今回は犬井さん回。気難しい感じの絵描きさんに漫画を描くのを承諾させる! と思ったら。その人が実はタイミングの悪さで描かないって形になってただけで、実は描きたかった、というのをきっちり拾い上げる犬井さん意外とやり手なのでは。同じ女性という意味で目線が近かったというのもあるんでしょうが、それでも描かせる運びにはなっているので、うん、地味に出来る子ですね、犬井さん。
  • おしおしお『神様とクインテット
    • 部屋片すぞおら。あくしろよ。という回。メインキャラ総出なのでこの漫画の騒々しさが如実に出る回となりました。個人的にはちょくちょく殴り倒されるあかねさんが面白かったです。学習しろよ。そんな短期間でボコられてないで、学習しろよ。にしても、あのへんな置物が実はお宝、というよくあるネタなのに、この漫画でされたら全然そう見えない造形なのもあって油断して「あれが!?」ってなりましたよ。恐るべしですね。←何が?

今月のワンワード

  • 華々つぼみ『きらきら☆スタディー -絶対合格宣言-』より。

「あたしと」
「私」
「「どっちなの! はっきりして!!」」

  • 全然一言じゃないですが、無理に一言にすると意味が分からんのでこの形に。
    • それはさておき、いいんちょとおとはさんのどっちを、と言われると大変困ります。困りますったら。困りますったら!