承前
まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
選ぶのは好きな作品。その定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。
黒田bb『Aチャンネル』
焼肉屋のダクトに集いしものどもよ……。ということでるんちゃんとユタカが出会ってしまう回でありました。るんちゃんは勿論、ユタカもわりと無茶なタイプなので、この出会いは喜劇しか生まない！ 感が異常な立ち合いから、ミポリン＆トオルン登場まで冷や汗ものの展開が繰り広げられます（若干の誇張）。
それゆえに、ミポリンとトオルンが来てくれた時は、来てくれた―！ という喝采が巻き起こるレベルですよ。もうちょっとこの二人のまま、るんちゃんとユタカの二人のままという劇場揉見てみたかったりはしますが、この紙幅でないと漫画が破たんする可能性すら覚えるので、今回のミポリン＆トオルン投入のタイミングはグッジョブ！ と言えましょう。
伊藤いづも『まちカドまぞく』
肉を見る権利というパワーワードがインパクト持ってった感がありますが、シャミ子、桃さん、ミカンさんが打ち解けていくところとか、いいものだなあ。と思っていたらシャミ子のおとんが汎用な段ボール箱に、というのが発覚して桃さんが愕然としていたり。いくらがさつな方だったとはいえ、本当にその辺の段ボールで封印、ってどういうことなんだ！？ ですが、それは逆に言うとその辺にあったものでやらないといけないくらい切迫した状況だった、という見方も出来るので、一概に桜さんを悪くは言えないですよ。本当に、何があったんだ、おとん封印の顛末は。
内藤隆『黒髪巫女とマリアウィッチ』
今回は二本立て！ 一本目の可愛いなあ、を更に下支えする二本目の足腰の強さがいいですね？ 頼子さんが完全に所謂鼻血キャラになって久しいですが、わりと本格的に出ているというのが妹さん（？）の作る鉄分豊富なご飯に表れていて、頼子さんいつか死んでしまうん？ という変な不安を覚えてしまいますが、鼻血キャラは鼻血では死なないので大丈夫だ。←自分に言い聞かせる
さておき、二本目の方の話をしますが、マリアさんが来てからそっちに創作意欲がわいてしまって、自分のは全然ダメになって、それが少し残念、と思ったけどいつか見た魔女さんのことを思い出したら創作意欲がわいてくるよ！ というのが、初心にかえるのって大切だなあ、というちょっと受け取り方違うかもしれませんが、そう思いました。そして、それがマリアに既視感がある姿で、というのでこの辺がどうつながってくるのか、というのが気になるのでありました。
